- SECとCFTCが規則整備進める
- 予測市場は成立確率低く算定
米規制明確化前進
仮想通貨取引所大手コインベースの共同創業者兼CEO、ブライアン・アームストロング氏は10日、クラリティー法案が仮に不成立となっても、米証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)による規則制定を通じて仮想通貨規制の明確化が進むとの見方を示したと、CNBCが報じた。同法案は9月15日、審議入りの可否を問う動議終結(クローチャー)採決を控えている。

制作:Grok
採決の可決には60人の賛成が必要となるが、共和党の議席は53にとどまるため、民主党議員の協力が不可欠な状況だ。仮想通貨資産運用会社グレースケールは10日のメモで、予測市場が2026年中の法案成立確率を低く織り込んでいると指摘した。
グレースケールによると、決済用ステーブルコインの監督体制はジーニアス法によってすでに整備されており、SECが検討中の新規則案はトークン発行の資金調達手続きを明確化する見通しだという。
背景記事:米SEC、仮想通貨資金調達の新規則「レギュレーション・クリプトアセット」を提案
米SECは仮想通貨に関連する投資契約向けの新規則案「レギュレーション・クリプトアセット」の提案を明らかにした。最大7500万ドルの資金調達を可能にする例外規定などが含まれ、仮想通貨分野での起業や資金調達の選択肢が広がる見通しだ。
CFTCも予測市場のカルシや取引所コインベースを通じて無期限先物の規制対象範囲を広げており、ハイパーリキッドのような無期限先物取引プラットフォームを念頭に置いた米国内商品が生まれる可能性があるとしている。
クラリティー法案の現状:米クラリティー法案、採決直前にルミス上院議員が改定版公表
米上院共和党のルミス議員が11日、クラリティー法案の改定版テキストを公表した。約630ページに及ぶ内容にはDeFiのCFTC登録義務化など複数の変更が盛り込まれ、15日には審議入りの可否を問う採決が予定されている。
採決巡る最新動向
アームストロング氏は、クラリティー法案の可決について「規制上の一区切り」になるとの表現を用い、機関投資家の資金流入やトークン化された株式など新たな金融商品の実現に道を開く可能性があると述べた。同氏は倫理条項を巡る調整が採決前に「解決に近い状態」にあるとの認識も示した。
採決に向けては倫理条項を巡る調整が焦点となっており、民主党のルーベン・ギャレゴ上院議員は先月のワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで、60票確保には汚職防止に関する法整備が鍵になるとの考えを示していた。
また、米共和党のシンシア・ルミス上院議員は11日、クラリティー法案の改定版テキストを公開し、民主党側からの100件以上の修正要望を反映したとする一方、汚職防止に関する倫理条項については大きな変更がなく、米司法省(DOJ)が主たる執行機関として位置づけられたままだと説明した。
採決が不成立となった場合、今年中の法案成立の道筋はさらに狭まり、議員らは会期末のレームダック会期や次期議会で改めて法案を協議する可能性がある。
解説記事:ジーニアス法とクラリティー法案の違いとは?米国の仮想通貨2大法案をわかりやすく解説【2026年最新】
米国の暗号資産規制を担う「ジーニアス法(GENIUS Act)」と「クラリティー法案(CLARITY Act)」。ステーブルコイン発行者を規制する成立済みのジーニアス法と、SEC・CFTCの管轄を整理する審議中のクラリティー法案の違いを、比較表とともに初心者向けに解説します。



WebX完全ガイド
TOP
新着一覧
取引所
WebX









































