WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ハイパーリキッドHIP-4、誰でも個別の予測市場を作成できる仕組み導入へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • パーミッションレスな市場を展開可能に
  • 多様なイベント結果に対応するエコシステムへの成長期待

予測市場をさらに強化予定

分散型取引所ハイパーリキッド(HYPE)は20日、将来のアップグレードでアウトカム市場向けにパーミッションレス(誰でも市場を作成・開始できる仕組み)な展開機能を導入すると発表した。まずテストネットで開始され、その後メインネットに移行する予定だ。

これまでは、バリデーターのみがアウトカム市場を作成可能(許可制)だったが、今後は50万HYPEをステーキングすることを要件に、誰でも作成できるようになる見込みだ。現在のところ、ステーキングしている資産は6か月間ロックされることになるとしている。

アウトカム市場とは、ユーザーが様々なイベントのアウトカム(結果)に賭けることができる各市場のことである。ハイパーリキッドは5月2日に、これを可能とするプロトコル改善提案「HIP-4」をローンチし、予測市場に参入済みだ。

初日だけで605万件以上の契約が取引された。その後5月26日には、スポーツ試合の結果、マクロ経済指標の発表、選挙、法的判断など、オンチェーンの価格データからは直接決済できない現実世界のイベントにも市場を拡張している。

ハイパーリキッドの予測市場は開始から1か月で約1億ドル(約162億円)の取引高を記録した。

関連記事:ハイパーリキッド、オフチェーンイベント対応の正規予測市場を新たに展開

ハイパーリキッドがオフチェーンイベント対応の正規予測市場を開始。バリデーターが投票でHIP-4市場の展開・決済を管理する新たな分散型の仕組みを導入した。

予測市場とは

政治・経済・スポーツなど多様なイベントの結果を予測し、資金を賭けて取引できる市場。代表的なプラットフォームにポリマーケットやカルシがある。

市場のテンプレートを決定へ

パーミッションレスな市場の展開にあたって、質を確保するために、バリデーターがアウトカム市場のテンプレート(仕様)を決める投票を行う計画だ。市場作成者は、複数種類あるテンプレートのいずれかを基礎として使用することが義務付けられる。

また、市場作成者はテンプレートの基準に従ってそれぞれの市場を設定し、決済を行う責任を負う。

ハイパーリキッドによると、バリデーターの投票によって設置が決定されるカノニカル市場は今後も作成されるが、理想的には年間10件未満のイベント結果やクエスチョンに留まることが期待される。

もし各市場の設定が不適切だったり、テンプレートに従わない方法で決済が行われた場合、また1週間以上にわたって決済されずに放置された場合などには、バリデーター投票によってスラッシング(市場作成者のステークしているHYPE没収)が行われる可能性がある。

市場の作成者は、自身が作成した市場において、最大50%の手数料取り分を設定できるようになる。手数料の設定機能は、後続の機能としてリリースされる予定だ。

以上の仕様はすべて暫定的なものであり、コミュニティからのフィードバックに応えて変更される可能性もある。ハイパーリキッドは、テストネットでの展開が可能になり、関連する文書が更新された時点で、改めて知らせるとしている。

ハイパーリキッドは、結果市場の対象となりうるイベントの数は、永久先物や現物の原資産の数をはるかに上回ると指摘した。誰でも展開できる仕組みにすることで、多様なニーズに応じた市場が作成され、エコシステムの成長につながることも期待される。

関連記事:米SEC、ハイパーリキッド関係者と規制巡り会合

米SEC仮想通貨タスクフォースは7月14日、ハイパーリキッド・ポリシー・センターやXYZなどの代表者と会合を開催。仮想通貨規制のあり方を協議し、ハイパーリキッドの技術・市場を説明する資料が提出された。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:21
ステーブルコイン流出35日連続、ビットコイン需要不足映す=アナリスト
アナリストのアクセル・アドラーJr.氏が7月21日、ビットコインとステーブルコインの取引所フローを分析。ステーブルコインは35日連続で流出が続き、価格上昇を支える買い需要の資金が乏しい状況を指摘した。
17:00
金融とWeb3の架け橋、金融機関が共同で築く次世代決済インフラ|WebX2026
WebX2026「金融とWeb3の架け橋」セッションレポート。Circle榊原健太氏、野村稲井田洋右氏、JCB久保寺晋也氏、住友商事内村直哉氏が登壇。ステーブルコインは決済の脅威か補完か、円建て・ドル建ての普及戦略、各社の実証実験と規制上の課題、2年後の決済インフラの姿まで、大企業4社の視点から議論する。
16:43
香港ステーブルコインHKDAP、月内発行へ=報道
スタンダードチャータード系のアンカーポイントが、香港ドル型ステーブルコイン「HKDAP」を月内に発行すると香港メディアが報道。OSLとHashKey Exchangeが取扱事業者を担う見通しで、規制下での展開となる。
15:25
ナイジェリア、仮想通貨規制の大統領令に署名 評議会新設
ナイジェリアのティヌブ大統領が仮想資産規制を一元調整する大統領令に署名し、即日発効した。中央銀行主導の評議会を新設し、活動内容に応じた登録制度の導入やサンドボックス整備、税制方針の公表を進める方針だ。
14:40
メタプラネットの次なる成長戦略 ビットコインとデジタルクレジット構想|WebX2026
WebX2026「メタプラネットの次なる成長戦略」セッションレポート。ビットコイントレジャリー企業として4万3,000BTCを保有するメタプラネットが、社債・優先株を軸にしたデジタルクレジット戦略を語った内容をまとめた。
14:30
米マイニング大手Hut8、1GWのAIデータセンターの完全商業化 15年間98億ドルの追加契約締結 
米Hut8がテキサスのAIデータセンターで15年98億ドルの追加契約を締結し、1GW全容量の商業化を達成した。IRENも28億ドル契約で2026年ARR目標を40億ドル超に上方修正した。
14:21
ロシア下院、仮想通貨規制法案の採決へ 非適格投資家にも正式購入の道
ロシア下院は21日、仮想通貨規制法案の採決を実施予定だ。非適格投資家も上限付きでビットコインなどの購入が認められる見通しで、対外貿易決済への活用も盛り込まれている。
11:15
ビットマイン、先週は7430ETHのイーサリアムを取得
ビットマインは、過去1週間で仮想通貨イーサリアムを7,430ETH購入したことを発表。購入減速の理由や総保有量、ステーキング数量などについても説明している。
10:26
トランプ氏、クラリティー法の倫理条項に同意
トランプ大統領が仮想通貨規制法案クラリティー法の倫理条項に同意したと関係者が明らかにした。数カ月続いた交渉の最大の障壁が解消し、上院での採決が視野に入る。8月上旬の審議期限までの動向と、大統領一族の関連企業を巡る争点を整理する。
10:00
ゲームで守る社会インフラ 電力・自治体DX最前線|WebX2026
電柱600万本の点検を市民の力でどう支えるか。東京電力パワーグリッド副社長・大石峰士氏、函館市長・大泉潤氏、経産省・吉田修一郎室長、Growth Ring Grid・鬼頭和希氏がWebX2026で語った「インフラの民主化」「意識させないWeb3」とは。
09:54
ハイパーリキッドHIP-4、誰でも個別の予測市場を作成できる仕組み導入へ
ハイパーリキッドはHIP-4予測市場について、誰でも展開可能なパーミッションレス方式の追加を計画している。50万HYPEのステーキングなどが条件となる見込みだ。
09:25
ストラテジー、先週はビットコインの購入も売却もなし
ストラテジーは、13日から19日は仮想通貨ビットコインを購入も売却もしなかったことを報告。米ドル準備金は約5,240億円に増えたと伝えた。
07/20 月曜日
14:07
セイラー氏、ビットコインBIP-110に「110の理由」で全面反対
米ストラテジー社のセイラー会長が、ビットコインのソフトフォーク提案BIP-110に反対する論考を投稿した。「ルールは失効しても前例は残る」と警鐘を鳴らし、中立的なルールを維持する重要性を訴えた。
12:27
仏ギャンブル規制当局、予測市場ポリマーケットをブロック ワールドカップで取引急増の中
フランス国立ギャンブル局が予測市場ポリマーケットへの接続遮断を命令。気象センサーへの不正操作疑惑やKYC不備、W杯に伴う取引急増を背景とした規制強化の経緯を解説。
10:27
ジーニアス法の実施規則、期限内に完成せず 発行体は未確定案で準備継続
ジーニアス法が定めた規則制定の1年期限を、OCC・FRB・FDIC・NCUA・財務省の5当局がそろって徒過した。柱となる規則は今も提案段階のまま。2027年1月の施行日は動かず、発行体は未確定の草案を前提に準備を迫られている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧