- クラーケンを含めて協業へ
- 流動性やデジタル資産市場などを強化
仮想通貨市場と銀行を接続
暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンの親会社ペイワードと、デジタル金融サービス企業のソーファイ・テクノロジーズ(SoFi Technologies, Inc、以下ソーファイ)は3日、戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。
今回のパートナーシップでは、クラーケンを含めて協業する計画。銀行や決済のサービス、流動性やデジタル資産市場を強化することが目的だ。
具体的にペイワードは、ソーファイのリアルタイム決済ネットワーク「ソーファイ・エクスチェンジ・ネットワーク(SEN)」に加わる。これによってペイワードは機関の顧客に対し、24時間7日間米ドルを清算・決済できる新たな手段を提供できる。
発表では、従来の銀行の営業時間以外で決済を行えるようにすることは、お金の移動プロセスを強化することにもつながり、顧客は常時送金を行ったり、流動性を管理したりできるメリットがあるとした。SENにはクラーケンも接続するとも述べている。
また、ソーファイの米ドルステーブルコイン「SoFiUSD」をクラーケンに上場するとも説明。クラーケンを使う個人、プロ、機関の顧客にアクセスを拡大するとした。
関連記事:クラーケン運営元ペイワード、脆弱性対策にクロード導入
仮想通貨取引所クラーケンの親会社ペイワードが、アンソロピックのセキュリティ強化計画に参加し、AIモデルを使った脆弱性対策を進める方針だ。米国が重要インフラ関連組織への提供を認めたことを受けた動きで、業界全体への波及も見込まれる。
他の協業内容
他には、ソーファイの仮想通貨サービスにおいて、金融取引の総合的なサービスを提供するプライム・ブローカレッジのソリューション「クラーケン・プライム」に流動性を供給してもらい、取引の執行に活用。協業が進むにつれて、カストディもサポートしてもらうとした。
ユーザーはソーファイのアプリ内で仮想通貨の売買する際、クラーケン・プライムの流動性により、より良い価格で取引できるようになると説明した。
なお、ソーファイは2026年4月に、企業向けの銀行サービスとデジタル資産のサービスをまとめて利用できる「ビッグ・ビジネス・バンキング」というサービスをローンチしている。
発表では、今回のパートナーシップは、ペイワードがビッグ・ビジネス・バンキングを使い、モデルを大規模に稼働させることになると説明。また、企業が決済、財務、貸付、デジタル資産と事業を拡大するための基盤を構築することになるとも述べた。
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米国最大級のオンライン融資会社SoFiテクノロジーズが法人向け新サービス「ビッグ・ビジネス・バンキング」を発表。国家認可銀行の規制基盤のもと、仮想通貨と法定通貨を24時間一元管理できる点がグローバル展開を急ぐ機関投資家の注目を集めている。
ソーファイのアンソニー・ノトCEOは発表で以下のようにコメントしている。
金融システムは、市場が開いている時は停止すべきではない。
当社は、常時稼働する経済活動のために信頼される金融インフラを構築しており、国法銀行の強みと、お金をシームレスかつ効率的に移動できる技術を組み合わせて事業を行っている。
ペイワードとのパートナーシップは、この戦略の有効性に対する強固な証明だ。また、企業がネットワークをまたいで、将来的には国境を超えて、従来のインフラの遅延や断片化の影響を受けることなくお金を移動できる金融システムの構築に向けた重要なステップである。



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