- 少数持分の株式をトークン化
- 採用するブロックチェーンなどの詳細は今後発表
株式トークン化で協業
現実資産(RWA)トークン化企業の米セキュリタイズと、スポーツのファントークンプラットフォームのSocios.comは2日、戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。
協業の目的は、プロスポーツチームの少数持分の株式を規制に準拠してトークン化し、提供すること。両社の強みを組み合わせて、資本形成や株式の所有権の新たなモデルを模索すると述べている。
RWAとは
「Real World Asset」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。
関連記事:セキュリタイズが米NYSE上場、自社株を初日にトークン化
RWAトークン化大手のセキュリタイズが2日、米NYSEに上場し、上場当日に自社の普通株式をソラナ上とアバランチでトークン化した。株主参加規模に基づき世界最大の株式トークンとなる。
今回の事業で両社は、スポーツチームや既存のオーナー、機関投資家と協業し、「Socios Equity Token」というブランドの下で、少数持分の株式をトークン化する計画。この計画では、証券法、各リーグの要件、クラブの認可、法域の制約に準じると説明した。
そして、スポーツチームのトークン化株式向けに、規制に準拠した投資インフラを開発する計画。セキュリタイズは、証券の発行、投資家の参加、所有権記録の管理などを関係企業を通して担当し、Socios.comはスポーツ業界とのやりとりやファン向けの参加レイヤーの開発を主導する。
協業の背景
今回の協業の背景については、プロスポーツのフランチャイズは現在、世界の合計で5,000億ドル(約78兆円)の価値があると推定されていると説明。一方で、その所有権の大部分が非公開であり、少数株主持分のアクセスや取引は困難である場合が多いと指摘した。
その上で、Socios Equity Tokenのデジタル資産は、この資産価値の一部を規制下のインフラでオンチェーン化することを目指していると説明。チームやオーナー、資格のある投資家のために分配を拡大し、アクセスや価格発見機能を向上させ、ファンと機関の架け橋を構築するとした。
なお、取り扱うチームや取引の条件、投資家の適格性、採用するブロックチェーンについては、個々の提供が承認された際に発表すると説明。また、今回提供するトークン化株式は、既存のファントークンとは別のプロダクトだとも述べている。
発表で、セキュリタイズのカルロス・ドミンゴCEOは以下のようにコメントした。
プロのスポーツチームは、大部分が非公開でアクセスすることが困難である重要な資産クラスだ。
米国と欧州における当社の規制下のインフラはチームやオーナーに対し、規制された証券に本来適用される投資家保護と所有権を維持しながら、株式を発行・管理する新たな方法を提供することができる。
考察記事:RWAは現実を運ぶのか——請求権の再配置と外側への担保|HashHub Research
HashHub Research「今更聞けないWeb3」第5回。RWAが運ぶのは現実ではなく、現実から切り出された請求権だった。革命を約束した技術が、なぜ米国債の利回りに呼吸を預けるのか。



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