WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン頭打ち、当面はレンジ相場か=グラスノード

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 米国債10年物利回り4.8%まで上昇し相場に影響
  • 8万3,000〜8万6,000ドルに売り圧

含み益と潜在的売り圧が上昇

オンチェーン分析企業グラスノードは3日、暗号資産(仮想通貨)市場の週間レポートを発表。ビットコイン(BTC)の反発局面は8万3,000〜8万6,000ドルの売り圧域で頭打ちとなり、市場は当面レンジ相場に留まる可能性が高いと分析した。

マクロ環境については、米10年国債利回りが4.8%まで上昇したことで、米国債買い戻し策による市場の安心感から生じた上昇分をわずか8営業日で帳消しにしたと指摘する。

8月27日にビットコインは8万ドルを超えた後、根強い売り圧力に直面して7万6,000ドル付近まで下落し、一連のロングポジションの強制清算(ロスカット)を引き起こした。

グラスノードは、今回の回復局面が直面している抵抗要因の一つとして、ネットワーク上の含み益率が上昇していることを挙げた。5月にビットコインが7万8,000ドル近辺で取引されていた際には、供給量の約65%が含み益の状態にあった。

一方で、8月下旬に現物価格が同じ水準に戻った際、含み益状態にある供給量の割合は68%に上昇した。これは夏場の買い集めにより短期保有者の取得単価が7万1,000ドル近辺にリセットされたことが背景にある。

同じ価格水準であっても、現在はより多くのビットコインが含み益の状態にあるため、現物価格が過去の高値を試す際には、潜在的な売り圧力がそれだけ大きくなる格好だ。

グラスノードはオンチェーンの取得単価モデルと取得価格ごとのビットコイン分布などを組み合わせて分析し、現在の現物価格より下では、夏場のレンジ相場により、6万2,000ドルから6万5,000ドルの間に強固な買い支えのフロアが形成されていると述べた。

一方で、上値については8万3,000ドルから8万6,000ドルの間で長期保有者による大量の供給(売り圧力)が市場の重石となっていると続ける。現物価格は、これら2つのゾーンの間に留まっているとの見方を示した。

関連記事:TDコーウェン、ビットコイン年末目標9万7500ドルに下方修正=報道

TDコーウェンのアナリスト、ランス・ビタンザ氏がビットコインの年末目標を9万7500ドルに下方修正。ストラテジーの目標株価も260ドルに引き下げる一方、ストライブには33%の上値余地を示した。

ETFに資金流入も取引高伴わず

米国のビットコイン現物ETF(上場投資信託)は、上昇局面を通じて着実に資金を吸収し、7日移動平均での資金流入額は1日あたり2億9,000万ドルに達した。ただし、ETFの1日あたりの取引高は30億ドル近辺で推移し、過去の拡大局面で見られたような活発な動きを大きく下回っている。

出典:グラスノード

グラスノードは、こうした市場全体の勢いを伴わない、特定の政策ニュース(今回の場合は米国債買い戻し)に起因する資金流入は、多くの場合、そのきっかけとなった出来事が解消されると、また後退する傾向があると述べた。

関連記事:ビットコイン現物ETF、8月に35億ドル純流入 1年ぶりの高水準

米ビットコイン現物ETFに8月35億ドルが流入し2025年7月以来の高水準となった。ベッセント財務長官の国債買い戻し表明を機に資金回帰が強まったが、8万ドル台定着は未確認。SoSoValueのデータで流入実態を検証する。

オプション市場については投資家心理が中立水準に戻っており、9月25日満期の未決済建玉(OI)が、デリバティブ取引所デリビットとブラックロック現物ETF(IBIT)のオプションを合わせて約140億ドル規模に達していると指摘する。

また、行使価格8万ドル超の水準に多額の建玉が集中しており、今後数週間のボラティリティや市場のポジション形成において重要な基準点になるだろうとの見方を示した。

グラスノードは、上値側の壁が解消されるまでは、6万2,000ドル〜6万5,000ドルの構造的なサポートラインが下値の主要な目安になるとしている。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/05 土曜日
14:30
リップル社、フロリダ大学アスレティクスと提携 スタジアムにXRPロゴ掲出へ
仮想通貨大手リップル社が米フロリダ大学アスレチックスと複数年パートナーシップを締結した。スタジアムにXRPロゴを掲出するほか、学生向け金融教育も支援する。
13:35
新種ETF審査、速度か安全性か 米仮想通貨業界内で意見対立
米SECが検討する新種ETFの規制枠組みを巡り、グレースケールや21シェアーズ、a16zなど複数の仮想通貨企業が意見書を提出した。SECは対応時期をまだ示していない。
11:20
ビットコインと金の相関性が6年ぶり高水準に、ビットワイズ
ビットワイズは、ビットコインと金の90日相関性2020年以来の高水準に達したと分析。ビットコイン相場と米国株の連動性は低下しており、投資家心理の変化を示唆している。
10:15
バイナンス、MiCAライセンス未取得でもEU事業継続=報道
ブルームバーグの報道によると、バイナンスはMiCAライセンス未取得のままEUで事業を続けており、反転勧誘条項やアブダビ法人への取引誘導など複数の抜け道が背景にあると指摘。
09:55
金融庁、暗号資産・ステーブルコイン政策の戦略的対応などで「目標達成」と報告
金融庁が金融行政に関する実績評価書を公開。仮想通貨の金商法移管やステーブルコイン活用などデジタル金融戦略の取組みを「目標達成」と自己評価したことがわかった。
09:10
ビットコインが金と同様の値動きに、コインシェアーズ分析
コインシェアーズは4日付リポートで、米財政懸念から仮想通貨ビットコインが金と同様の値動きを強め一時8万100ドルまで上昇したと分析、9月のFRB利上げ確率や資金フロー動向にも言及した。
07:45
Trezorの配送委託先で情報漏洩、新たに約6.7万人の被害を公表
仮想通貨ハードウェアウォレット大手のTrezorは、物流パートナーShipMonkで起きたデータ侵害について新たな情報を公表。被害の範囲が当初の説明よりも広いことが判明したと報告した。
07:15
ロビンフッド、AMCの株式トークン停止要求を拒否
ロビンフッドはAMCエンターテインメントの株式トークン取引停止要求を拒否した。対象国や米国内での法的位置づけについて外部の弁護士も見解を示した。
06:40
ロビンフッドチェーン、4日夜約14分のブロック生成障害が発生
米ロビンフッドのレイヤー2「ロビンフッドチェーン」で9月4日夜、ブロック生成が約14分間停止し送金や取引が一時滞った。現在は復旧済み。
06:15
ジーキャッシュが約10年ぶりの高値に、時価総額は一時10位突入
仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)が1000ドルを突破した。グレースケールの現物ETFへの資金流入とマイニング参入増加が相場を押し上げ、時価総額は170億ドル規模に達した。
05:50
全米保安官協会が中立表明、クラリティー法案の上院採決に追い風か
全米保安官協会が9月3日付の書簡で、クラリティー法案への立場を反対から中立に変更したと明らかにした。警察系団体の抵抗後退は9月15日の上院採決を後押しする材料となりそうだ。
05:00
IMF、エルサルバドルの25年6月以降のビットコイン購入は寄付のみ
IMFはエルサルバドルとの審査合意を発表し、同国の第1次審査以降のビットコイン積み増しが民間寄付のみによるものだと確認した。理事会承認を経て約1億4,000万ドルの供与が見込まれる。
09/04 金曜日
14:15
韓国、トークン化証券制度27年2月施行へ
韓国金融委員会はトークン証券制度で資産プーリングを条件付き容認し、私募から個人向け証券、決済までの段階拡大を検討している。2027年2月の制度施行を予定する。
13:45
国際決済銀行、XRP台帳を使ったデータ検証プロトタイプで論文公開
国際決済銀行の職員らがXRP台帳を使い統計データの検証を行う実験システムを紹介する論文を発表した。概念実証段階だが、XRP台帳の利点を評価し用途を説明した。
13:15
SBI VCトレードとビットポイント、計9銘柄の取扱い廃止へ
暗号資産取引所SBI VCトレードとビットポイントが9月4日、計9銘柄の取扱い廃止を発表した。対象銘柄の保有者は10月28日までに出庫・出金などの対応が必要になる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧