WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

弱気相場で仮想通貨担保のレンディング増加、売却代わりの資金調達手段か=クリプトクアント

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 担保となる仮想通貨が多様化 ZEC躍進
  • 個人投資家の担保はXRPがトップ

弱気相場下で借入が増加

暗号資産(仮想通貨)分析企業のクリプトクアントは2日、弱気相場の際にクジラ(大口保有者)や個人投資家が取る行動を調査した。保有資産を売却するよりも、それを担保として借入を行う層が増えたと分析している。

仮想通貨レンディングサービス「CoinRabbit」のデータによると、2025年の強気相場の時よりも、2026年の弱気相場になってからの方が、投資家一人あたりの平均借入回数は増加していた。

具体的には、個人投資家(リテール)で+74%(30.8回→53.5回)、富裕層(HNWI)で+18%(16.5回→19.4回)に増加した。売却する代わりに、借入で資金を調達する傾向が強まった格好だ。

出典:クリプトクアント

また、クリプトクアントは借入のリピート利用者の割合が61.9%から65.1%に上昇したと指摘。個人投資家に限っては、借入間隔(前回の借入から次回の借入までの期間)がほぼ倍増(11日→21日)したとしている。

クリプトクアントはこれについて、個人投資家層では借入の間隔が空くようになった一方で、利用者が長期間にわたって借入を継続する傾向が強まっていることを示していると分析した。

関連記事:SBI VCトレード、JPYSCレンディング16日申し込み開始 当初年率3%

SBI VCトレードは7月16日、円建て電子決済手段JPYSCを貸し出し利用料を得られる「JPYSCレンディング」の申込みを開始する。貸出開始は23日から、当初12週間は年率3%で提供。税区分や取扱いラインナップも解説する。

担保に利用される銘柄の変化

クリプトクアントは富裕層が担保に使っている銘柄も分析。首位はビットコイン(BTC)、二位はXRP、三位はジーキャッシュ(ZEC)だった。

変化としては、ビットコインが富裕層の担保に占める割合は57.8%から30.5%と約半分に減っている。一方で、プライバシー重視通貨のジーキャッシュはトップ10圏外から3位の24.2%まで急上昇。さらに、モネロ(XMR)・チェーンリンク(LINK)・カルダノ(ADA)も上昇。弱気相場での担保資産の多様化が見られた。

クリプトクアントは、ジーキャッシュが担保として増加した背景には、同通貨の価格が2025年9月の50ドルから現在の800ドルへと上昇したことを指摘した。また、富裕層が弱気相場で売却したくない銘柄の種類を増やしたことで売却よりも担保として資金調達する際の銘柄が増えたと分析している。

関連記事:グレースケール、ジーキャッシュがビットコインに対抗と見解

米グレースケール・リサーチは、プライバシー機能を持つジーキャッシュがビットコインのネットワーク効果に対抗しうるとの分析を示した。ZEC価格は過去1年で約19倍に上昇している。

一方、個人投資家の担保資産の首位は引き続きXRPであり、二位はビットコイン、三位はイーサリアム(ETH)だった。2026年には前年から対象資産として多種多様なアルトコイン(BNB、KAS、VELOその他)が新たにトップ10に加わって裾野が広がっている。

クリプトクアントは、XRPによる担保の割合が大きいことは、同銘柄を支持する個人投資家コミュニティの熱量の高さを示していると述べた。弱気相場での担保銘柄の拡大は、価格が低迷する中でトークンを売却せずに、より多様な銘柄を担保として現金を調達しようとする動きを反映していると指摘する。

以上のことからクリプトクアントは結論として、下落相場では、借入は投資を継続するための有力な手段になっているとの見方を示した。仮想通貨の保有者は安値で売却したくない資産を幅広く担保として差し入れることで、投げ売りすることなく弱気相場を乗り切ろうとしていると述べる。

解説記事:仮想通貨レンディングとは?金利一覧・国内おすすめ取引所6社を比較【2026年版】

仮想通貨レンディング(貸暗号資産)の仕組みをわかりやすく解説。国内6社(コインチェック・SBI VCトレード・GMOコインなど)の金利一覧・貸出条件を2026年最新データで比較。税金・確定申告の注意点もCPA監修で解説。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/04 金曜日
10:55
クラーケン親会社ペイワードとソーファイ、提携発表
仮想通貨取引所クラーケンの親会社ペイワードとソーファイは、戦略的パートナーシップを締結。クラーケンも交え、仮想通貨市場と銀行サービスを接続する。
10:30
弱気相場で仮想通貨担保のレンディング増加、売却代わりの資金調達手段か=クリプトクアント
クリプトクアントが2026年の弱気相場では個人投資家・富裕層とも仮想通貨を担保とした借入回数が増加していると分析した。弱気相場を乗り切ろうとする試みと位置付けている。
10:05
ビットコイン8万ドル台回復、日米仮想通貨関連株連れ高
ビットコインが8万1000ドル台を回復するにつれ、メタプラネットなど日本の仮想通貨関連株が大きく反発した。前日大幅高となった米ストラテジーの動きを追う形となった。
09:40
米ストライブCEO、ビットコイン保有で世界2位になる可能性に言及
米上場ストライブのマット・コールCEOは、ビットコインが2030年までに50万〜100万ドルに達するとの予測を示し、同社は保有拡大と財務規律の両立を進めている。
08:15
セキュリタイズとSocios.com、提携を発表
セキュリタイズとSocios.comは提携を発表。プロスポーツチームの少数持分の株式を規制に準拠してトークン化し、提供することを計画している。
07:45
コインベース、米国株式の無期限先物提供を申請 広がる需要受け
米仮想通貨取引所大手コインベースは、米国内で単一銘柄の株式に連動する無期限先物取引の提供に向けてSECへ届出登録を行ったと発表した。CFTCとの連携も進め、米国投資家向けの規制下取引の実現を目指す。
07:12
ポケットビットコイン、顧客情報流出を報告 5000人以上に及ぶ
スイスのポケットビットコインは先日、8月に公表したセキュリティインシデントの調査結果を更新し、顧客5411人の氏名や住所、一部で身分証明書や送金記録が流出していたと明らかにした。
06:55
ポリマーケット、ビットコインやスペースXなど10銘柄の無期限先物取引を提供開始
予測市場プラットフォームのポリマーケットは、仮想通貨や株式、コモディティなどを対象とする無期限先物取引サービスを10銘柄で開始した。日本では利用できない。
06:30
米下院が9月会期短縮、クラリティー法案審議に時間切れの懸念
米下院共和党が9月の会期を大幅に短縮し、クラリティー法の審議期間が一段と狭まっている。上院は15日に採決を予定するが、可決しても下院で扱う時間はほとんど残っておらず、法案成立の行方は不透明なままだ。
05:55
ビットコイン8万ドル突破、米FRB高官発言で利上げ観測後退
米FRB理事の発言をきっかけに9月利上げ観測が後退し、ビットコインは8.1万ドル台まで急伸した。仮想通貨市場全体の時価総額も約7カ月ぶりの高水準に達した。
05:00
スタンダードチャータード、UAEで仮想通貨現物取引を提供開始
スタンダードチャータードは3日、UAEで機関投資家向けにビットコインとイーサリアムの現物取引を開始したと発表した。湾岸地域でG-SIBとして初めてサービスを提供する銀行となり、既存の保管サービスに取引機能が加わる。
09/03 木曜日
17:59
ヘイズ氏、仏銀行の信用不安でFRB資金供給拡大へ 仮想通貨市場に追い風と予測
アーサー・ヘイズ氏は最新エッセイで、ユーロ円の下落と仏銀行の信用不安がFRBの資金供給拡大を招き、仮想通貨相場の追い風になるとの見方を示した。イーサリアムの価格目標にも言及している。
17:04
ステーブルコイン純流入、113日ぶりプラス転換=アナリスト
オンチェーンアナリストのアドラー氏は、ステーブルコインの取引所純流入が113日ぶりにプラス転換したと指摘。9月1日の1,385万ドルから3日には685万ドルへ急減し、SSR(供給比率)も高止まりが続くため需給は中立とみる。
16:24
アトキンスSEC委員長、クラリティー法案の可決に期待
米SEC委員長ポール・アトキンス氏は、仮想通貨の市場構造を定めるクラリティー法案について、上院可決と大統領署名を経た成立への期待を語った。上院は15日に手続き上の採決を予定。銀行業界との対立で難航してきた法案の行方を追う。
15:57
X、数十万アカウント標的の乗っ取り未遂 米司法省が捜査
米司法省が、Xの数十万アカウントを狙ったパスワード復旧攻撃の捜査でXと連携していると発表した。攻撃は事前に阻止されたが、仮想通貨関連の著名アカウントを狙った乗っ取り詐欺の手口としても知られ、ユーザーには改めて注意が必要だ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧