ブロックチェーンで健康管理 テックビューロHD、医療系プロジェクト「楽医」を始動
プロジェクト「楽医」が始動
テックビューロ ホールディングス株式会社は7日、株式会社HealthCareGateと共にオンライン医療ソリューションの構築に向けた開発プロジェクト「楽医」を発足した。テックビューロ社開発のブロックチェーン構築プラットフォーム「mijin Catapult(v.2)」を活用する。
「楽医」では、耐障害性と可用性に優れたブロックチェーン技術を用いて、処方箋に紐づく個人情報を保護。診療録管理、薬歴管理、医薬品の流通経路、残薬確認、薬剤師による服薬指導実績等を記録管理する。
また、過剰な処方や重複投与等を防ぐほか、事実に基づいた健康増進と医療費削減、医師、薬剤師の技術向上・働く環境改善にも繋げていくという。
HealthCareGateは、国民の健康増進に寄与するビジョンを描いており、まず初めに、オンライン診療(受診から薬の受け取りまで)の分野で「楽医」の提供を予定しているという。
国民一人一人が自分の健康情報を自身の手で管理するプロセスを提供する。
楽医の仕組み図は以下の通りだ。
病院での受診から処方箋の受け取り、調剤薬局による服薬指導とお薬の受け取りまでの一連の流れを電子端末等で一元管理して利用ができることで、治療を「楽」にするシステム。
診察状況等の情報もタブレットやスマホから追跡を可能にする。
mijinブロックチェーンは、NEMのコア開発者が同社に合流し開発したNEMプロトコルを採用した汎用型プライベートブロックチェーンプロダクト。金融機関から電子マネー、認証システム、登記システム、ロジスティクスの追跡システムまで幅広い分野で利用が可能だ。
参考:公式発表
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