米仮想通貨デリバティブ企業がCFTCの認可取得 現物決済BTCスワップ提供可能に
CFTCがTassatのSEFを新たに認可
米CFTCは仮想通貨デリバティブ企業Tassatのスワップ執行ファシリティライセンス(SEF)を認可した。SEFとはスワップ取引を提供するプラットフォームのことで、BTCスワップの提供企業としてはSeedCXとLedgerXがすでに認可されている。
「trueDigital」の名で知られるTassatは、9月にデリバティブ取引と機関決済市場に参入するにあたってリブランディングを行っている。CFTCの承認により、現物決済ビットコインマージンスワップを開始する計画だ。具体的な日程については明らかにしていないが、機関投資家をオンボーディングし、テストを実施する見込みだ。
Tassatのビットコインマージンスワップが開始されれば、8月に類似の取引テストを開始したSeedCXと直接競合することになるだろう。LedgerXに関しても、2017年にSEFの認可を受けており、スワップとオプションを機関投資家に提供している。
これらの競合に関して、TassatのThomas Kim CEOは次のようにコメントしている。
我々は新しい金融商品をリリースし続けることを信条として、トレードに熱心な機関投資家と連携し、取引契約を長年デザインし続けてきました。機関投資家が我々の製品を採用すると期待する。
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