大手宿泊予約サイトAirbnb、ビットコインで決済・3%の還元が可能に

Airbnb、ビットコインで決済・3%の還元を可能に

ビットコイン(BTC)決済サービスの開発を行う米スタートアップFold社の提供するアプリで、大手宿泊予約プラットフォームであるAirbnb(エアビーアンドピー)の利用(BTC決済)・BTC還元が可能になった。

「AirbnbをFoldに迎え入れることが出来てワクワクしている。予約した滞在や体験の3%までのビットコインキャッシュバックを受け取ろう」とFold社はツイッターアカウントで発表した。

Foldユーザーは、Airbnbで予約したすべての宿泊、体験サービスで3%のビットコインによるキャッシュバックを受け取れるようになる。

同アプリのサービス対象地域は、アメリカ、オーストラリア、カナダ、アイルランド、メキシコ、イギリスなどの国に限定されており、まだ日本では使えない。近い将来にヨーロッパでもサービスを展開する予定であるという。

今回Airbnbは、「Fold Kickbacksカスタマープログラム」に組み込まれたことになる。

仕組みとしては、利用者が25ドルか100ドルに相当するギフトカードを購入してAirbnbの支払いに当てる。宿泊などの予約後に、ギフトカードの3%がライトニングウォレットで払い戻される仕組みとなる。

ライトニングネットワークを利用

ライトニングネットワークは、オフチェーン上のセカンドレイヤーペイメントプロトコルのことで、高速な取引や手数料の削減が可能になる。マイクロペイメントの領域でも注目される技術だ。

Fold社の提供するビットコイン決済システムでは、支払先の小売業者がビットコインを直接受け付ける仕組みではなく、米ドルに変換して受け取ることができる設計を採用している。

2019年9月下旬に、Fold社はプラットフォームを拡張するために250万ドル(約2億7000万円)を調達。新しい機能は2019年9月下旬に追加され、Foldユーザーはクレジットカードまたはビットコインライトニングウォレットによって、オンライン、また実際の店頭で法定通貨とビットコインの両方を使うことができるようになった。

Foldアプリについては、現在のところビットコインのみを受け付けている。

Foldアプリでは、アマゾンやスターバックス、ウーバー、バーガーキング、ダンキンドーナツなど大手の小売業者の決済も行うことができる。

類似事例

米国のビットコインによる決済・還元アプリとしては他に、「Lolli」もある。 「Lolli」はウォルマートや、大手ホテル予約サイト「Hotels.com」、衣料品メーカーの「GAP」などと提携し、最大30%の還元を提供している。

また、日本の類似事例としては、国内最大のギフトカードプラットフォームである「Amaten」が、ブロックチェーンネットワークプロバイダーのAelfと提携して、トークン化されたギフトカードを発行する計画を今年初めに発表した。将来、全ての取引をブロックチェーン上で行って業務をグローバルに拡大していくことを目的としている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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