相場上昇継続の条件
暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwise(ビットワイズ)のマット・ホーガン最高投資責任者は6日、定例のメモを公開し、2026年に仮想通貨相場が持続的に上昇するためには3つの条件を満たす必要があるとの見解を示した。
機関投資家の需要やRWA(現実資産)トークン化のユースケースの増加、米仮想通貨規制の追い風への期待など好材料はすでにあるが、年始の勢いを維持したり、各銘柄が最高値を更新したりするには3つの条件があると分析している。
RWAとは
「Real World Asset」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。また、ステーブルコインもトークン化事例の1つとされている。
今回ホーガン氏は最初に、仮想通貨は2026年は良いスタートを切ったとの見方を示した。メモを書いている5日時点でビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は年初来で約7%上昇し、ドージコイン(DOGE)などのアルトコインはさらに上昇したと言及している。
その上で、この上昇は継続するのかと疑問を投げかけ、上昇継続に必要だと自身が考える3つの条件を提示した。
3つの条件とは
まず1つ目の条件は、昨年10月10日のトランプ関税ショックのようなイベントが起きないこと。この時の暴落では、著名なマーケットメイカーやヘッジファンドへの影響に対する懸念が多くの人々に広がり、2025年4Q(10月から12月)の仮想通貨相場の上昇を抑制する要因の1つになったと指摘している。
ホーガン氏は以前から、相場の暴落がマーケットメイカーやヘッジファンドなどに与える影響を注視すると述べていた。今回のメモでは、昨年の4Qはこういった企業が運営をやめて資産を強制的に売却するのではないかとの懸念が投資家に広がっていたと指摘している。
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一方で、良い材料として、トランプ関税ショックでマーケットメイカーなどによる売却が起きるのであれば、すでに行われている可能性が高いと主張。投資家はすでに、昨年10月10日の相場の暴落を乗り越えているとの見方を示した。
2つ目の条件は、米国の仮想通貨市場構造法案(クラリティ法案)の成立。この法案の成立は、米国における仮想通貨の長期的な未来にとって重要であると指摘した。
法制化が実現しなければ、米証券取引委員会(SEC)などの機関による現在の仮想通貨に肯定的なルールは、新しい政権によって覆る可能性があると述べている。
なお、下院は通過しているクラリティ法案は、米上院の2つの委員会で15日に審議される予定だ。
関連:米上院2委員会、仮想通貨市場構造法案の修正審議を1月15日に実施予定
3つ目の条件は、株式市場が広く安定すること。仮想通貨は株式市場との相関が高いわけではなく、株式市場が非常に強気な相場である必要はないが、例えばS&P500が20%下落するような局面は、仮想通貨のような全てのリスク資産にとって相場の下押し圧力になりうると指摘した。
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