仮想通貨リブラの有価証券判断は時期尚早=CFTC会長
リブラが有価証券? CFTC会長が説明
米CFTC Tarbert会長は20日、仮想通貨リブラが有価証券か、コモディティか、現段階では判明できないと言及した。CNBC取材で言及した。
現時点では、比較対象がビットコインのみである事から、ローンチには至っていないリブラの法的ステータスを決めるのは時期尚早だと判断した。
リブラを有価証券と指摘する考えには、元会長のGary Gensler氏は、「リブラを有価証券と見なすべきだ」とする過去の発言があるほか、米SECもリブラが有価証券に該当する可能性があるとし、対策専門チームを立ち上げている。
Tarbert会長は、ビットコインはすでに10年以上も存在しているため、その機能や構造から有価証券ではないことは明らかだが、リブラは根本的に異なると説明。「まだまだ不確かな点が多くある。例えば複数の法定通貨に連動するところだ」との認識を示した。
主にコモディティ市場を規制するCFTCは、有価証券を管轄外としているが、仮想通貨の立ち位置から、有価証券と分類されたものが商品(コモディティ)に変わることもあり、その逆も起こりうるとの見解をTarbert会長は示している。ステータスが明確化するまでは、管轄範囲に入る可能性は十分にあるとする考えだ。
参考:CNBC
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