Bakktのビットコイン先物、取組高(OI)が600万ドルを突破

Bakktの未決済建玉が上昇傾向に

仮想通貨エコシステムBakktのビットコイン月間先物契約の未決済建玉(OI)が上昇している。

Bakktの先物状況を追跡する「Bakkt Volume Bot」によると、11月を通して横ばいの推移にあったOIは、11月26日に300万ドルを上回り、現在650万ドル水準まで増加した。

ビットコインが6526ドルから7870へと価格を急伸させた11月25〜29日には、OIが240万ドルから460万ドルと92%高と増加している。

Bakktのビットコイン現渡しは低迷

昨日報じたように、月間ビットコイン先物の出来高は先週(27〜28日)、過去最高出来高となる5671BTCを記録した。これまでの最高記録だった(22日〜23日)2728BTCから105%高と大幅に記録を更新し、9月に取引を開始して以降、好調な出来高推移を維持している。

しかし、BakktでBTCの現渡しを行う取引は非常に少なく、依然として現金決済の取引方法になるという。現渡しの清算が発生したのは、10月に計15BTC、11月14までには17BTCに留まっているという。

ビットコインの現物需要を示すデータとして注目された日間先物は、ローンチの最初の2日以外、出来高が常に0の状況だ。

新たなBTC商品

Bakktは、12月9日に「現金決済ビットコイン先物」と、「BTCオプション取引」の提供を控えている。

デリバティブ取引分野は、世界的に金利が取りづらい環境にから、仮想通貨市場への投資手段が多様化することに注目が集まりつつある。OKExやHuobiのデリバティブ出来高がトップ1・2にランクインしていたことも、これらの需要が高まった要因と見ることができる。

CoinPostの注目記事

Bakktは、12月9日に提供を控える「現金決済ビットコイン先物」と、「BTCオプション取引」の2つの仮想通貨関連商品について、詳細を明らかにした。
ビットコイン(BTC)は、韓国大手取引所Upbitのハッキング被害による重大インシデントが発生で、一時7000ドルを再び下回ったが、急反発。28日時点で、前日比7%高の7667ドル(83.9万円)まで上値を伸ばした。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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