中国仮想通貨格付け最新版、イーサリアム(ETH)が再び2位に 「イスタンブール」が要因か
最新の中国仮想通貨格付け
中国産業情報技術省CCIDは、12月版ブロックチェーン(仮想通貨プロジェクト)格付けを公開した。
CCIDのランキングは、中国の行政機関でもある機関が公開しているもので、仮想通貨の中でも主にパブリックチェーンの技術を評価するための“技術ベースの評価指標”だ。中国政府、民間、教育機関に在籍する専門家によって評価が行われている。
今回の上位において、イーサリアム(ETH)は前回の3位から2位に復帰した。
この格付けは6日に発表されたものだが、イーサリアムの大型アップグレード「イスタンブール」は7日に実施された。今回のアップグレードで、ETHのトランザクションが最大で毎秒3000回を超えるなど、複数の新機能が実装されることは、評価されるポイントになったと考えられる。
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そしてトップ5のランキングでは、1位がEOS、3位トロン、4位NULSと中華系銘柄が上位にランクイン。
10月末に中国の習近平国家主席がブロックチェーン戦略に関する発言を行なったため、前回(10月末発表)のランキングでは中華系プロジェクトへの注目度も高まった。
一方、11月より中国政府が再び仮想通貨取引やICOへの取り締まりを強化しているため、トロン財団の中国SNS口座は運営側に閉鎖された。しかし今回の順位では、トロンは前回の2位から3位に、ワンランクだけ格下げになった。
前回、30位から20位に躍進した仮想通貨XRPは、最新の格付けでは18位になり、2位と前進した。11月に開催された大型カンファレンスSwellで発表された内容がポジティブな影響をもたらしたと見られる。
なお、ビットコインも前回の11位から、9位にランクアップした。
最新のランキング(15回)は以下の通り。評価基準は、基本技術・応用性・革新性との3点、合計数値を基準にランキングが作成されている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します