マネーグラム、ODLの実績語る 「仮想通貨XRP保有」は規制がネックに

マネーグラム、ODLを語る

仮想通貨XRPを介すODL(XRPを利用する流動性ソリューション)を実利用するマネーグラムのCEOが、XRPの保有状況やこれまでの利用実績を語った。(CNN番組)

XRP取り扱いについて語ったHolmes CEOは、個人としてXRPを保有しておらず、マネーグラム側も同様だと明かした。その他も仮想通貨に関しても、保有していないのが現状だという。

マネーグラムは、仮想通貨XRPを介する送金プロダクトのODLを採用する企業だが、仮想通貨の保有については、規制がネックになっているようだ。

新たな規制や報告制度があることから、ODLの送金時にはXRPをリタルタイムで売買していると説明した。

ODL送金は、国際送金時にXRPを介すことで、送金速度と為替変動リスクをヘッジする利点を持つ。送金に関わるリアルタイムのXRP売買には、仲介を行う仮想通貨取引所などとの連携が行われている。

ODLが5つのルートで稼働中

なお、ODLの利用実績については、前向きな見解を示している。

最初にはじめたODLの送金ルートは、米ドルとメキシコペソに限られていたが、今では5つのルートに拡大。中にはフィリピンペソやオーストラリアドルも含まれるという。

7月末にODLを導入して以降、ODL関連送金の送金頻度も増加傾向で、現時点までの累計送金高は1億ドルに達成したという。

しかし、この状況も未だ初期段階だとして、全体的な業績としてもほんの一部になるとコメント。流動性の面でそれを導入する企業・利用可能な市場の拡大によって、マネーグラムからのODL送金高も高まっていく考えを示した。

「マネーグラムは、ODLの導入・採用を積極的に促進している」

先月のカンファレンスSwellに登壇した際も、Holmes氏はODLの速度と流動性、および効率化を称賛していた。

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米送金企業SendFriendが、仮想通貨XRPを利用するODLを活用したことで、従来の送金手数料の75%を削減できたことを報告。6月から運用を開始した実データを報告した。
SWELL2019に、仮想通貨XRPを利用する送金ソリューションODL(旧xRapid)を導入するマネーグラム社のCEOが登壇。新たに4つの送金ルートをオープンしたと明かした。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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