ビットコイン「トレンド転換」なるか、2つの重要指標を過去データから比較|仮想通貨市況
仮想通貨市況
ビットコイン(BTC)市況
16日の仮想通貨ビットコイン(BTC)は、前日比-1.42%の94.8万円と反落。過熱感から利食いが先行した。
時間足でトリプルトップを付けており、8,400〜8,500ドルの支持線までに止まれなければ、7,800〜8,000ドルまで深押ししてもおかしくないように見受けられる。一方で、米シカゴマーカンタイル取引所(CME)のローンチ直後のオプション取引で市場予想より高い取引量を記録したことも相場の後押し要因とみられ、BTC現物やメジャーアルトへの断続的な資金流入が観測されていることからリバウンドも強く、押し目での買い意欲は旺盛だ。短期的なトレンド転換(地合い好転)は認められることから、今後の争点は中期的なトレンドの方向性になるだろう。
直近でショートが焼かれるリスクは高まっており、落ちきらずに耐えれば、ペナント上抜けから100万円台に乗せるシナリオも無きにしも非ずだが、いずれにせよ9,000〜10,000ドルを超え、さらなる上昇を見込むのであれば、日柄調整は不可欠だと考えられる。
着目すべき2つの指標
相場の大局を判別すべく、トレンド転換を見込むにあたり、以下のテクニカル系指標は確認しておきたい。
1D200MA
株価や外国為替のテクニカル分析において使用される移動平均線は株式市場でも注目されるが、BTC市場でも重宝されており、なかでも長期線の200MAはワークしやすい。前回の半減期である2016年以降の長期上昇トレンドにおいて、相場のプルバック時のサポートとして機能し続けたほか、2018年以降の下落トレンドでは一転してレジスタンスと化している。
16日時点で、日足200移動平均線は9,070ドル(99.7万円)に位置しており、これを下値支持線として値固めし、昨年春のように上昇トレンドを明確にするパーフェクトオーダー(短期・中期・長期の3本の移動平均線が同じ傾きで並んだ状態)が再成立するかどうかも注目される。
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1WMACD
週足MACDのゴールデンクロスが成立した場合、2019年2月中旬以来となる。
当時BTC価格は3,000ドル台(30万円台後半〜40万円前半)を推移していたが、その後の4月以降に上昇トレンド入り。6月末には14,000ドル(約150万円)をマークした。
なお、海外大手取引所bitfinexのLS比率では、1月4日以降ロングポジションが大幅に減少するなか、14日以降はショートが急増。3300BTC→6175BTCまで増加している。
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