中国:仮想通貨マイニング機器の製造が一部再開 ビットコイン市場に朗報

中国大手MicroBTが仮想通貨マイニング機器を製造再開

中国の大手マイニングマシン製造企業MicroBTが、仮想通貨マイニングマシンの生産を再開したことがわかった。コロナウイルスの影響で1月より一時的に停止していた生産・出荷業務を再開する。

大手マイニングプールPoolinの事業者会議が実施。MicroBTの営業責任者が参加して、以下のような説明を行なった。

生産は再開した。一部の出荷における物流も改善しつつある。

未だすべてのマイニングファームに届けることは困難だが、マシンの供給には特に問題ではない。…アクセスのできないところは、クラウドマイニングなどの手段もある。

MicroBT工場では、徐々に従業員の出勤が開始されているが、コロナウイルスの感染を懸念して本稼働には至っていない。依然として人員不足であることから、大規模なマシン出荷は未だ難しいのが現状だという。

コロナウイルスによる影響は、中国市場が主要マーケットになる仮想通貨マイニングへの多大な影響が懸念されていたポイントだ。

ハッシュレートでみても、価格が上昇し、半減期需要がある現在のタイミングで、上値を重くするなど、データからも実影響が懸念されていた。

ハッシュレート低下の要因としては、大手マイニング業者BTC.topの江卓尔CEOが、政府がコロナウイルス防止対策を取るために、マイニングファームの業務を警察側に強制的に停止されたことを報告するなど、マイニングの稼働を強制的に止められた事例などがある。

新型コロナウイルスの最新の状況としては、中国国内における新型肺炎による新たな感染者の増加率は最も拡大したタイミングから収まりつつあるが、多くの企業が未だ休暇や自宅作業を強制しているほか、数千万人単位の居住地隔離なども実施されている。

世界保健機関(WHO)の非常勤顧問を務める感染症の権威、アイラ・ロンジーニ氏によると、世界的な拡大は今後悪化する可能性も考えられるという。感染拡大を半分に抑えたとしても、世界のおよそ3分の1が感染することになる可能性を試算した。現時点の公式発表感染者数は約6万人。世界的に拡大したウイルスが蔓延する可能性を懸念している。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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