リップル幹部、仮想通貨XRPとETHの将来的な優位性語る
XRPとETHの優位性
米リップル社のプロダクト管理部門の幹部Asheesh Birla氏が、サンフランシスコで開催された米大手銀行ゴールドマンサックスのカンファレンスで、仮想通貨(暗号資産)のリップル(XRP)とイーサリアム(ETH)の優位性を語った。
XRPについては、国際送金での価値を主張し、他の競合企業やデジタル資産がXRPを越えるのは難しいと述べた。同様にETHの優位性については、その価値が活かされるのは分散型金融(DeFi)と説明している。
「XRPとETHは独自のプロダクトやエコシステムを持っている。XRPはリップル社のネットワークを支えており、流動性の高いデジタル資産だ。他の人々は自分たちのユースケースを見つけ、別のエコシステムを築かなければならない」と特長を説明。国際送金での利用を先行している優位性を語った。
XRPと同様に将来的な優位性が高まるとしたETHについては、以下のように語った。
DeFiのエコシステムが拡大すればするほど流動性が高まるので、ETHを超えるのはさらに難しくなっていくだろう。
XRPについては、米ドルとメキシコのペソの間で行われている国際送金の取引量を例に挙げている。最近、米国とメキシコ間の送金の内7.5%でXRPを活用したことを説明。この成功には、マネーグラムとの提携が大きく貢献していると述べている。
我々は前進しており、実社会での活用事例が増加している。我々はもう実験をする必要もない。世の中が変わっていく目撃者になりたい。
Birla氏によれば、リップル社は金融機関が国際送金にXRPを容易に利用できるようにすることに集中しているという。
リップル社の取り組みが成功すれば、資産を移動する際、信用を担保するための高コストな銀行は必要なくなる。銀行に口座を作らなくても国際送金ができるようになるのだ。
21日には、リップル社の開発部門Xpringが、XRPとETHのブリッジ開発に携わっていることが公式に発表されている。DeFiでイーサリアム上のスマートコントラクトに対応するXRPレジャーのレイヤーを作るコンテストを行うという。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します