仮想通貨ビットコインの大型アップグレード「Taproot」の最新進捗=MIT討論

TaprootでMIT討論

米MIT大で開催された「ビットコインEXPO」で、ビットコインのコア開発者が大型アップグレード「Taproot」について進捗報告を行なった。(Pieter Wuille、Amiti Uttarwar、John Newbery、Cory Fields、Andrew Poelstraら)

Taproot:比較的複雑なスマートコントラクトを、低コストで、比較的高いプライバシーをもって利用するための標準化された構造のようなもの。

これまでなら送金時にスマートコントラクトの使用条件をすべて開示する必要があり、それを記録するコストやプライバシーの面で好ましくなかったが、Taprootを使用することで、当事者の署名による送金は、見た目で普通の送金と区別できなくなる。(非協力的な送金、例えば、期限切れによるものは、使用した条件を公表する必要がある。)

スマートコントラクトであるLightning Networkチャネルの利用コストを下げる効果も期待できる。

引用:ビットコイン研究所(Nodee)

現在、Taprootの実装計画は未定だが、開発者による合意形成は基本終わっており、最終的にはコミュニティの決定による判断になると説明した。

今年1月、「Taproot」と「シュノア署名」に関する提案はBitcoin Improvement Proposals(BIPs 340、341、342)として正式に提案し採択された。これは、ビットコインの開発プロセスにおいて、BIPの提案→採択→導入における2段階目に達したことを意味するが、必要な議論がなされたという意味で、必ずしも実装(導入)に至るわけではない。

また、ビットコインは2年以上、合意形成に基づいたソフトフォークやハードフォークが行われていない(2017年Segwit以来)と指摘された内容ついては、MITの討論会でNewbery(コア開発者)は「ビットコインのコアチームは安全性と安定性を重視している」と説明した。

Taprootのアップグレードに関する実装や、日程など決定している事項はないが、新たなアップデートに向けて着実にプロジェクトが進行している。

また、Poelstra(コア開発者)は、ビットコインコミュニティーは「政治的」になりがちであるため、コードコントリビュータが提案をしたあとに、エコシステム参加者たちの状況を考慮する必要はあるとコメントした。

参考:theblock

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