ビットコイン大暴落でアルト銘柄でもフラッシュクラッシュ発生 仮想通貨Chainlinkが一時$0.0001に
Chainlinkで大規模なフラッシュクラッシュ発生
仮想通貨ビットコインが一時5000ドル台まで大暴落したことを受け、アルトコイン市場でも売りが大きく先行した。13日の7時時点でもビットコインで前日比28%安。アルト銘柄も軒並み30%安を超える全面安相場の様相だ。
一方、薄商いの中で発生したロスカット連鎖による瞬間的な暴落は、より板が薄くなるなど流動性の低いアルトコイン銘柄でも発生。大規模提携な提携ファンダなどが重なって高騰が続いていたChainlink(LINK)は、バイナンスで一時0.0001ドル(USDT建て)まで急落するフラッシュクラッシュが発生した。
仮想通貨(暗号資産)取引所バイナンスも状況を公式ツイッターで報告。Chainlink(LINK)が19時45分に、一時的に0.0001ドル(USDT建て)まで急落したことについて弁明した。
公式が弁明した理由は、実際の取引価格の5分の1までしか注文が入れられない「バンド制限」があるにも関わらず、それを超える0.0001ドルで注文が約定した理由を求める声が多数寄せられたためだ。
質問に対し、バイナンスのCEOであるCZは、公式SNSで以下のような説明を行なった。
0.0001とはLINK/USDTの取引ペアが2019年1月16日に行われた注文で、当時は「価格バンド制限」はなかった。今はその制限が設けられているものの、バイナンス側はユーザーの過去の注文を取り消したりはしない。
バイナンス公式SNSでも、「大口の売却が発端となり、LINKが急落。1年以上前の指値注文がささった」とコメントした。
フラッシュクラッシュやその後を見越した投資家の対応方法はあるのか。
これに明確な答えはないが、利用する取引所は重要だ。
例えば、暴落や暴騰時にスプレッド差が小さい業者を選んだり、サーバダウンが少ない業者を選ぶこと。
また、流動性の低い時期のエントリーは避けることなどがあがる。
特に流動性が低い銘柄もある仮想通貨市場ではあるが、薄商いの時期は特にその傾向が強まる。休暇の時期(日本でいうGW、お盆休み、年末年始など)も、24時間365日継続して取引が続く仮想通貨市場では、流動性が低下する一因になる可能性がある。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します