バイナンスやBitMEX親会社など、仮想通貨企業7社に対する集団訴訟 有価証券販売・価格操作で

仮想通貨企業へ集団訴訟

法律事務所のRoche Freedmanが、仮想通貨企業に対して、11件にも及ぶ有価証券の販売や市場操作に関する集団訴訟をニューヨーク連邦地裁へ提出したことがわかった。

今回の訴状によると、それら企業がブローカー・ディーラー(証券会社)のラインセンスを取得せずに、証券を販売し、市場の価格操作を行ったと主張している。

今回、集団訴訟の対象になった企業には、以下の取引所またはトークン発行企業が含まれていることが明らかになっている。

取引所

  • Binance
  • HDR Global Trading(BitMEXの親会社)
  • BiBox
  • KuCoin

トークン発行体

  • Civic
  • BProtocol
  • Status
  • Block.one
  • KayDex
  • Quantstamp
  • TRON Foundation

なお、訴状には、CZ(Binance CEO)やVinny Lingham(Civic 共同設立者)、Brendan Blumer(Block.one CEO)、Dan Larimer(Block.one CTO)、といった、上記した企業の代表の名も記されている。

今回の訴訟の主な理由には、前述した企業がブローカー・ディーラーのライセンスを取得せずに、無許可で証券の販売を行ったことを挙げ、さらに、それらトークン販売時に投資家に対し、十分な情報を公開しなかったことも問題点の一つとして指摘している。

以下は、原告が訴えた内容に該当する仮想通貨の一覧だ。

BIX、EOS、BNT、SNT、QSP、KNC、TRX、FUN、ICX、OMG、LEND、ELF、TOMO、CVC

訴訟に含まれる企業には、米国外に拠点を置く海外企業も含まれていることや、コロナウイルスによる混乱が米国内でも広まっていることから、今回の裁判は長期化することも予想されている。

CoinPostの注目記事

金融庁は4月3日、仮想通貨規制に係る「令和元年資金決済法等改正に係る政令・内閣府令案等」について、パブリックコメントの詳細を公開した。レバレッジ規制や板取引などに関して金融庁が回答した。
米証券取引委員会はテキサス州在住の夫妻を、仮想通貨の詐欺等により総額50万ドル近いお金を投資家から騙し取ったとして訴えた。夫妻は自身の会社の販売する飲料水を裏付け資産とする仮想通貨を販売していた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

コメントしてBTCを貰おう 新着ニュースをチェック

速報

新着記事

人気記事ランキング