リップルのアジア責任者が新型コロナがもたらす変化に言及「デジタル移行が永久的なものに」

新型コロナの影響で二つの変化が起きた

Ripple社のMENA、アジア地域の責任者であるNavin Guptaが、新型コロナウイルスとそれに伴う社会状況がもたらす変化について語った。

Finance Magnates紙のインタビューに対し、新型コロナウイルスがRipple社の周りにもたらした変化について問われると、同氏によれば2つの大きな変化があったという。

1つ目は、私たちは紙やタッチベース、あるいは実体からデジタルへの大きな変化を目撃しているということだ。もし、ネットか実店舗か2つの選択肢があったとして、この時期に好んで実店舗へ行こうとする人はいないだろう。もし送金ができるアプリを使うことができれば、そちらを選ぶはずだ。

そしてもう一つは、受け取る側についての変化だという。

つまり、私たちが見ているのは接触型から非接触型へ、実体からデジタルへのシフトで、これは送る側、受け取る側両方の市場で見ることができる。

また、新型コロナウイルスで移動が制限された状態が数か月続けば、こういった変化は永久的なものになりかねないとNabinは語り、コロナウイルスの影響がどれほど続くかによるとした。

もし祈ることができたら、(この状況が)今すぐにでも終わってほしい。

また、インタビューではインドやアジアの状況についても触れ、こう言った地域が物だけでなく人的資源、サービスなどを輸出しており、国外に出稼ぎに出た労働者の送金需要など、大きなお金の流れが生まれていることに言及。

日本やメキシコ、フィリピンがやったような仮想通貨交換業者のライセンス制の必要性を訴え、インド政府が、(XRPを含む仮想通貨のブリッジとしての使い方)をイノベーションとしてポジティブに見てもらうことが我々の仕事でもあるとした。

リップル社は先月にもタイの送金企業がリップルネット導入を発表するなど、エコシステムを順調に拡大している。

参考:Finance Magnates

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