仮想通貨ビットコイン、次の大幅下落が「買いの好機」=シルクロード元運営者
ビットコイン3000ドルの予想
閉鎖された過去最大のダークサイト「シルクロード」の元運営者で、現在終身刑で服役中のロス・ウルブリヒトは、『ビットコイン相場は2021年まで弱気傾向が続く可能性があるものの、価格が下がった際は買うタイミングになる』との自身の見解を最新のブログで綴った。
ウルブリヒトの予想によると、ビットコインは2011年から2017年末まで、そして2018年から2020年現在までと、2つの相場サイクルに分かれている。2011年から2017年末までが強気相場で、現在は弱気相場にあたる二番目のサイクルに当たる。
これまでの相場の天井と底値のサイクルを「波(ウェーブ)」というモデルで分析したウルブリヒトは、2018年年末に3100ドル帯に落ちたことを「第1波」、昨年6月の強気相場から再び3000ドル帯に下落する「第2波」が今後訪れると指摘した。ここでいう3000ドル帯は3月のコロナショック時の3858ドルを下回る今後の展開だ。
この第2波が終われば、相場は反発し、新たなサイクルの「第3波」に転じると予想。今後、相場の下落が確認された場合は、絶好の買いタイミングになると論じた。重要価格ラインとして3200ドルを下回ったケースがみられれば、真の底値が訪れる可能性が高いと指摘した。
第2波の動きの範囲を予測することは難しい。
…下落が2019年3月ごろまで続いた相場をなぞれば、底値に達するのは今年6月から7月と見込んでいる(半減期直後)。しかし、すぐに強気相場に転換するわけではなく、一定期間は(弱気相場が)継続すると考えている。
BitMEXのCEOも3000ドル下落説を提唱
先日、コロナ危機による世界金融システムの変化について語ったBitMEXのCEOも、短期的には世界市場が再び打撃をうけ、S&P500が再び暴落する可能性から、ビットコインも簡単に3000ドルに反落する可能性があると警告している。一方、下落からの復活は早く、年末の価格ターゲットとして万ドルに到達する予想自体は変わっていないと語っている。
参考:ウルブリヒト
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