Gods Unchained、無課金で50万円相当のイーサリアムを稼ぎ出したゲームプレイヤーを紹介
ブロックチェーンゲームで稼げる時代に
世界的ブロックチェーンカードゲーム「Gods Unchained(ゴッズ・アンチェイン)」公式は、有名プレイヤーに焦点を当てた記事を公開した。
同ゲームは、最初のセールで販売された「ジェネシス・カードパック」を完売、計33,000 ETH(6.5億円以上)を売り上げたほか、昨年11月には月間オンチェーン取引数(NFTトークン)でdAppsゲーム史上最高のトランザクションを記録。最大賞金総額160万ドル(1.7億円)規模の世界大会の計画も大きな反響を呼んだ。
Gods Unchained運営は、数週間にわたって、Gods Unchainedコミュニティーのプレイヤーに取材を実施。ゲームでの収益やP2Eモデルの未来について質問している。
今回紹介されたDiegoFerreLは、無課金で始めたペルー出身の上級プレイヤーだ。ゲームで稼げる「Play to Earn(P2E)」を体現するかのように、Gods Unchainedで23ETH(約50万円)を稼ぎ出したことで公式の目に留まった。
デジタル資産市場ではトレードが活発
Gods UnchainedのようにPvP(対人戦)要素のあるブロックチェーンゲームは、ゲーム内ランクが高く、勝率が高い実力者ほど大会報酬などでゲーム内資産を増やすことができるほか、低確率でレアアイテムがドロップするなど初心者でもデジタル資産を獲得できる仕組みもある。
そこで得たユニークアイテムが仮想通貨イーサリアム(ETH)のERC-20でデジタル資産として紐づくため、ゲーム内マーケットや外部市場のOpenSeaなどで売買すれば、トレードでも利益を増やすことができる。
ゲーム環境を理解し、プレイヤーの特性を熟知するDiegoFerreLだからこそ、トレードの際も”商品の目利き”が武器となったようだ。公式インタビューでDiegoFerreLは、あまり注目されていないがポテンシャルを秘めた「メタカード(対策カード)」になり得るカードを安価な価格で入手し、需要が高まった時に売却することで、場合によっては200%以上の利益をあげることも可能と語っている。
市場規模拡大はETHの流動性底上げに
往年のブラウザゲームやスマートフォンのソーシャルゲームでは、課金制ガチャで入手したゲーム内アイテムはあくまでゲーム内でのみ使えるものとなる。自己資産としてゲーム外市場での売買は規約違反となり、ゲームサービスの終了とともに資産価値がなくなるモデルであったが、その点ブロックチェーンゲームは、アセットの所有権をユーザーが持つという意味でも一線を画している。
ゲーム内のレアアアイテムを売却することで手に入れたイーサリアム(ETH)は、仮想通貨取引所で米ドルや日本円に換金することができる。
国内では2018年、好調なクラウドセールを背景に、上場企業のgumiと資本業務提携を行うdouble jump.tokyo株式会社のマイクリプトヒーローズが2億円を資金調達を行なった。
今年4月20日には、最大手のゲームメディアGameWithが Kyuzanと共同開発したブロックチェーンゲーム「EGGRYPTO(エグリプト)」を正式リリース。ブロックチェーンや仮想通貨の専門知識がなくても楽しめるよう工夫するなどハードルを下げる試みも導入されている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します