ハッキング流出のビットコインに動き、4.2億円相当の仮想通貨が移動=Whale Alert
盗まれたBTC再び大移動か
ビットコインの送金を追跡するWhale Alertが、2016年に起きたBitfinexのハッキング事件で盗まれた仮想通貨に動きがあったことを報告した。当時Bitfinexハッキング事件の流出先アドレスから計415以上のBTCが4年ぶりに送金された。動かされたビットコインは、計410万ドル(4.4億円)に相当する。
これらの送金は一度のトランザクションでなく、15〜30BTCに小分けして複数回の出金処理がかけられている。送金先のウォレットタグが「unknown wallet(未知)」であるため、取引所に動かされた可能性があるかは、現時点で明らかになっていない。
これらの資金が動かされたアドレスについては、ブロックチェーンのトラッキングデータを基にして、「Bitfinex Hack 2016」のタグが付けられている。当時、盗まれたビットコインは、119,756BTCで、今回の送金量はその一部だ。
今回の移動はハッキング後の初めての資金移動ではない。昨年6月にも172BTCほどの移動が確認された。当時、Bitfinexのマーケティングディレクターは送金について、取引所側の関与を否定している。
一方、盗まれた資金と犯人への対処方法について昨年6月、Bitfinexとしてハッカーに盗難資金を返還する機会を与える方針を取っている。最終解決における協力の見返りで、一部の資金を保持することも認めるとした。
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