仮想通貨取引所Zaifに10億円分以上の盗難ネム送金か
- Zaifにコインチェックで盗難されたネムが送金された?
- 送金されたネムの額は3月2日13:00時点のレート(1XEM=約42円)で10億円以上になる、としんぶん赤旗で報じられています。
約10億円相当の盗難されたNEMがZaifへ送金?
コインチェックで盗難された5億2千万NEM(当時のレートで約580億円)のうち、2月末までに、2400万枚以上がZaifに送金された、としんぶん赤旗が報じました。
この情報が確かだった場合、単純に盗難された全ネムの4.6%以上がZaifに送金されていることとなり、現在のレートで10億円以上、当時のレートでは26億円以上の盗難ネムがZaifに送金された計算です。
Zaifへの送金については以前より話題になっていましたが、新聞社が具体的金額を報じたのは初となります。
仮想通貨流出の被害者に補償方針通知も
1月末のコインコインチェックの流出事件が話題になっていましたが、1月10日にはZaifを運営するテックビューロ社が137件の不正注文及び37件の不正出金が行われたことを公表していました。
そして今回、日経ビジネスの取材により、Zaifでの不正出金・不正取引の被害額と同格の仮想通貨を返却する方針を通知したことが明らかになりました。
利用者へ発行していた「APIキー」が悪用された形でしたが、現状では未だ漏洩経路が明らかになっていないとのことです。
まとめ
Zaifは、最近ではビットコイン0円売買なども話題になりました。
コインチェックが登録業者としての認定を受けていないみなし業者ですが、Zaifは登録業者として金融庁に認定されているため、登録認定の基準についても議論の対象となっています。
事件の被害にあったユーザーのためにも、原因究明と解決、今後の防止策の明示が望まれています。
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Zaifが先物取引を3月31日(土)終了すると発表しました。2018年3月31日(土)23:59の時間で「四半期1-3」の先物取引を終了。四半期4-6以降の限月の契約に関しては扱わないとしています。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します