韓国中銀、来年にもデジタル通貨の流通テストへ
韓国のデジタル通貨
韓国の中央銀行「韓国銀行」が2021年にもデジタルウォン(CBDC)の流通テストを開始することがわかった。同国の大手メディアYonhapが7日に報道した。
今年の4月にCBDCのパイロットプログラムが発表され、2021年12月までの実施期間が設けられた。CBDCの第1段階にあたる要件定義と設計、およびプロジェクト施行に必要な技術の見直しはすでに完了した。
第2段階は現在進行中で、企業等ビジネスと関連のプロセスを分析し検討している。第2段階を今年の年末まで実施した後に第3段階に移行する予定だという。
第3段階は流通テストにあたる。2021年に、CBDCが仮想環境(制限された環境)で発行・流通、様々な取引シナリオがテストされることが想定されている。
仮想環境では、韓国銀行はデジタル通貨を発行し、個々の金融機関がその流通を管理する仕組みとなる。一方、韓国銀行は、このパイロットプログラムを通して必ずしもCBDCをローンチするとは限らないと伝えた。
参考:Yonhap
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します