国内仮想通貨取引所、15日予定ビットコインキャッシュハードフォーク可能性への対応方針

ビットコインキャッシュ、BCHNハードフォークの可能性

国内仮想通貨取引所は、20年11月15日(日)21:00頃に予定されるビットコインキャッシュ(BCH)のアップグレードに関する対応方針を続々と発表している。

今回のアップグレードでは、ノード間で一部機能の追加を巡って意見が対立していることに起因して、当該ブロックチェーンが分岐(ハードフォーク)する可能性が示唆されている。現在のビットコインキャッシュであるBCH(BitcoinCash ABC)が、さらに一つの暗号資産BCHN(BitcoinCash Node)にチェーン分岐する可能性が高い。

ビットコインキャッシュは、18年11月にハードフォークを実行。ビットコインキャッシュABCとビットコインキャッシュSV(Bitcoin Cash SV)に分裂。SV陣営のクレイグ・ライト氏が”ハッシュ戦争”を仕掛けたことで、市場の混乱を招いた経緯があるが、今回は敵対的ハードフォークではなく、Bitcoin ABCが推し進める「開発者ファンドへの充当」の提案が関連するとされる。

関連:ビットコインキャッシュのハードフォークで通貨分裂を確認|今後の仮想通貨価格と展開は?

各取引所の対応方針

ビットコインキャッシュ(BCH)のアップグレードを受け、仮想通貨取引所を運営する各社が対応方針を発表している。

いずれもサービスの再開予定は、アップグレード完了後、十分な安定稼働を確認した上での案内となる。

取引所名 対応方針
GMOコイン

11/4〜:暗号資産FXおよび取引所(レバレッジ取引)でのBCH/JPYの新規注文を停止

11/11〜:– 暗号資産FXおよび取引所(レバレッジ取引)での、BCH/JPYの決済注文を停止

– 販売所および取引所(現物取引)での、ビットコインキャッシュ(BCH)の注文を停止

– ビットコインキャッシュ(BCH)の預入および送付を停止

(公式の詳細情報)

楽天ウォレット

11/15〜:ビットコインキャッシュの証拠金及び現物取引並びに入出庫サービスの停止

(公式の詳細情報)

ディーカレット

アップデートに伴い、利用者の資産の保全及びお客様の取引に支障が生じるおそれがある場合には、暗号資産の売買、預入及び送付その他当社が提供するサービスの全部又は一部の提供を一時停止をさせていただく場合がある。

(公式の詳細情報)

OKcoin

アップデートに伴い、利用者の資産の保全及び取引に支障が生じるおそれがある場合には、暗号資産の売買、預入及び送付その他当社が提供するサービスの全部又は一部の提供を一時停止させていただく場合がある。

(公式の詳細情報)

bitbank

11月13日(金)17:00〜:以下のサービスを一時停止。

暗号資産取引所:BCC/JPY、BCC/BTC

暗号資産販売所:BCC/JPY

暗号資産を貸して増やす:BCC

(公式の詳細情報)

TAOTAO

11/11(水)13時:定期メンテナンス終了以降、ビットコインキャッシュ(BCH)の発注上限と建玉保有上限を一時的に引き下げる(発注上限:10BCHから1BCHへ変更)ポジション(建玉)上限:700BCHから100BCHへ変更。

11/13(金):午前7時より、ビットコインキャッシュ(BCH)の取引をすべて停止(市場の状況によって事前通知の上、前倒し実施する可能性あり)

(公式の詳細情報)

サービス再開目処について

サービス再開目処については、各社いずれも、「ビットコインキャッシュのアップグレード完了後、十分な安定稼働を確認した上で、改めて入出金および新規注文等の再開方針について案内する」としている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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