はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインキャッシュのハードフォークで通貨分裂を確認|今後の仮想通貨価格と展開は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインキャッシュフォークが実行
ビットコインキャッシュのハードフォーク実行がされた。BitcoinSV側がBitcoinABCのブロックを無効としたことも含め、明確に2つの通貨に分裂したことが確認された。

ビットコインキャッシュハードフォーク成功

ビットコインキャッシュのハードフォーク実行日時を迎え、BitcoinABCとBitcoinSVは、各々が掲げるBCHプロトコルのルールセットの変更するために、フォークを実行。

ABCとSVのブロックデータを提供するCoinDance上で、ブロックの状況が見えてきた。

出典:CoinDance

上記の画像がその当時の状況だが、ハードフォーク実行ブロックになった「556767」に到達すると、BitcoinABCのブロック作成が確認された一方で、SV側はトラブルがおきたのかABC側が数ブロック進むまでブロック生成が確認されない状況に陥っていた。

その後日本時間3時20分あたりで、SVのブロック生成が確認、BitcoinSV側がBitcoinABCのブロックを無効とした動きも含め、明確に2つの通貨に分裂したことが確認されている。

フォーク前の状況では、BitcoinSVのハッシュレートが極端に優勢で一時70%を超えるシェアを獲得していたものの、ロジャー氏率いるBitcoin.comなどがハッシュ戦争の開始となるチェーンスプリットに合わせてBTCからBCHにハッシュの大幅切り替えを行ったことなどが影響し、ABC優勢の状況に転換した。

新規チェーンの最初の2ブロックをマイニングすることに成功したBitcoin.comのマイニングプールは、そのハッシュレートを4000ペタハッシュまで引き上げていたことも確認されている。

この4000ペタハッシュという数値は、非常に大きな数字であり、Bitcoin.comのアドバイザーを務めるJake Smith氏(以下、Smith氏)によると、”BCHネットワーク上で過去最大のハッシュパワーである”と言及されているほどだ。

現状では、クレイグ氏がネットワークに攻撃の意思を行うほど、ABCに対して優勢な立場を取ることができていないBitcoinSV。Smith氏は、マイナー達が、この戦争摩擦をいつまで続けようと考えているかにもよるという懸念点を示しつつも、現在の状況を、以下のように言及している。

Wright氏が今後、この状況を打破することができるのかは定かではないが、もし今後もBitcoin.comがハッシュパワーを今の水準で保っていけるのであれば、クレイグ陣営に勝ち目はないだろう。

SVの逆転はありえるのか?

フォーク当初こそ劣勢に立たされていたSV派だが、すでにクレイグ氏は、この”ハッシュ戦争(has war)”と呼ばれる戦いを続けると公約しており、クレイグ氏が持っている手札は全て使用する動きにでる可能性が予想されているため、予断は許さない状況は続いている。

実際に、”Satoshi’s shotgun”と呼ばれるABC chainに偽の取引を送るスパム行為と思われる動きが確認されている。

この動きは多くの著名人も指摘しており、ハードフォークの直後から行われていたスパム攻撃の可能性がある映像も動画で公開された。

この動画では、超少額の取引が同一のアドレスへ5万以上もBitcoin ABC側のチェーンで処理されている内容が映っているが、その総額が0.5BCHにも満たないことからスパム攻撃の試みかもしれないと仮想通貨メディアCCNは報道内で見解を示している。

しかしこのブロック総容量は10MBに満たなかった為、現状ではブロック容量が32MBであるBitcoin ABC側のチェーンに大きな影響はなかったようだ。

また行うとされていた攻撃には以下のようなものが挙げられている。

「Poison blocks」という攻撃は、非常に難解なブロックの数々をABC chainのマイナーに掴ませ、マイニングスピードを遅延させ、ネットワークを機能不全にすることを目的としており、「Double-spend attack」という二重支払いに関する攻撃は、SVマイニング集団がそれぞれのマイニングレバレッジを使用し、ABCネットワークを不正な取引で壊す目的を行うとしている。

再度SVブロック生成停止か?

日本時間7時10分時点では、再度SVブロックの生成がCoinDance上で停止している状況が確認されている。

動きとして何がおきているかは、現状見解が出てきていないので定かではないが、追って状況を見ていく必要がありそうだ。

出典:CoinDance

追記

モニタリングサイトでも確認されているBitcoin ABCとSVとで違いが生じている10以上のブロック数の差に関して、Bitcoin ABC側の開発者が「SV側が攻撃に備えている可能性がある」との見解を示した。

出典:ramen.chopsticks.cash

このようにブロック生成が進んでいない上、SV側のCoinGeekとBMGのハッシュレート分、およそ2エクサハッシュ(EH)分がチャート上では消えているデータの状況を受け、Bitcoin ABC側の開発者であるAmaury Séchet氏がBCHハードフォークに関する生放送で以下のように発言した。

何らかの攻撃に備えているだろう。

…現在の状況は自由市場と言える状況ではない。現在、我々には攻撃を仕掛けようとしている対抗者がいる。

また、Bitcoin SV側を「この段階では敵とみなすべき」と付け加えている。

Séchet氏はビットコインやビットコインキャッシュからハードフォークするのは歓迎すると言及していたが、通貨から分裂するのと分岐した後もう一方を攻撃するのは話が別だとしている。

またSéchet氏はBitcoin ABCのブロック数がSVのブロック数より増えても攻撃から守られる保証は無く、2エクサハッシュ分の消えたハッシュレートがBitcoin ABCを何らかの形で攻撃する為に利用するのではないかと予想した。

今後の価格と展開は?

ハッシュ戦争自体、今後どのような形で決着がつくかは現状定かではないが、チェーン分岐自体は行われたことが確認されたため、分岐チェーンをどのように取引所やウォレットサービスなどが取り扱うかが注目されるだろう。

現時点でBitcoinABCとSVの取引が継続して行われているのはPoloniexになるが、一時的に停止をしている他の取引所が対応するのは、状況を見てからの判断になる可能性は高いが、チェーン分岐が行われているため、通貨付与が対象ユーザーに対して行われ、各通貨の価格がこれから決まっていくことになりそうだ。

送金はもうできるのか?

すでに分裂したのなら送金はできるのか?との質問も出てきそうだが、まだ状況が落ち着いた訳ではなく、送金時のトラブルに巻き込まれる可能性は十分にあるため、送金はしない方がいいだろう。

実際に、BitcoinABCをマイニングするBitcoin.comの記事でも、どちらかのチェーンが圧倒的なリードを取ることが確認できるまで、送金などの取引は行うべきではないとの見解を発表している。

送金したことによるリスクは、送金者がオンラインツールを使用して意図的にコインを分岐させていない限り、事故的にBCH取引が複数チェーン上で重複してしまうようなリプレイが起きてしまう可能性がある。

BCH価格を見る上での注意点

ビットコインキャッシュは、ハードフォーク後BitcoinABCとSVに分裂しているため、BCH価格を見る上での注意点を掲載する。

今後ハッシュレートなどハッシュ戦争の状況などで変わる可能性はあるが、現状(ABCが圧倒)で考察した場合、BitcoinABCがBCHを引き継ぎ(ティッカー変更の可能性はあり)、SVが付与通貨に該当する。

2通貨が付与される訳ではないため注意が必要だ。(現価格参考はpoloniexやBinance)

今後の展開を見る上でチェックすべきサイト一覧

また、今後のビットコインハッシュ戦争を見ていく上でチェックすべきサイトを一覧で紹介する。

Coin Dance

サイトURL:CoinDance

マイニングされたBCHブロックやハッシュレートと分布、ノード数などの多くの情報を公開するサイト。

今回記事で利用した情報など、BCHフォークに関する詳細データが掲載されている。

Forkmonitor.info

サイトURL:Forkmonitor.info

複数のBCHノードを表示し、あらゆる分岐のChaintipsを監視する、仮想通貨取引所Bitmexによって開発されたツール。

同様にFork.btc.comというデータサイトもBCHチェーンが視覚的に見て分岐したか否かを監視する。

Ramen.chopsticks.cash

サイトURL:Ramen.chopsticks.cash

Bitcoin ABC、SV、Unlimited、Naybcごとにそれぞれの状況を可視化するサイト。

同Webサイトによると、その色は、同様のブロックを差別化する目的として、各ブロックコンテンツのECMH signatureによって色分けされた結果であり、取引の順番は考慮していないと記述されている。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

セリクラに備える4つの判断材料、16万ビットコインを動かすクジラも確認|仮想通貨市況
仮想通貨市場は、ビットコインが年初来安値を更新したほか、時価総額でも2018年最安値を記録した。緊迫する状況にある中で迎えるBCHハードフォーク日時、明日以降の価格乱高下で注意したい情報をまとめた。
BCH(ビットコインキャッシュ)ハードフォーク:新通貨付与に関する「仮想通貨取引所」対応一覧表
11月16日未明に決行した仮想通貨ビットコインキャッシュのハードフォークでBitcoin ABCとBitcoin SV、2つのチェーンに分裂が生じた。国内外の取引所とウォレットサービスの対応方針を一覧表にまとめた。(随時更新予定)
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/29 木曜日
18:15
老舗印刷マツモト、ソラナ活用の子供向けデジタル資産事業を検討
印刷大手の株式会社マツモトが、Solanaブロックチェーンを活用した「次世代DAT事業」構想の検討を開始。子供の活動履歴をデジタル証明書として記録し、仮想通貨ポートフォリオの運用益を家庭に還元する仕組みを目指す。
17:15
XRP大口保有ウォレット、昨年9月以来初の増加傾向=Santiment
XRPの大口保有ウォレットが9月以来初めて42件純増とSantimentが報告。価格は年初来4%下落も、米現物ETFへの累計流入は12.6億ドルに達した。一方、リップル社の月次エスクロー解除など警戒要因も存在する。
15:38
ロシア、一般投資家の仮想通貨投資を条件付き容認へ
ロシア中央銀行が2026年7月1日までに仮想通貨規制の法整備を完了へ。非適格投資家は年間30万ルーブル(約50万円)まで購入可能に。国内決済は引き続き禁止。
14:45
トークン化ゴールド市場が約8250億円突破、PAXGとXAUTが好調
Meta Description: 金裏付け仮想通貨のPAXGとXAUTが時価総額で過去最高を更新。トークン化ゴールド市場全体は55億ドル(約8250億円)を突破し、投資家の安全資産への需要が高まっている。
14:10
2026年1Qの仮想通貨市場は前向き、ビットコインに割安感=コインベース共同レポート
コインベースとGlassnodeの共同レポートによると、2026年Q1の仮想通貨市場は、FRB利下げ期待やレバレッジ清算後の健全な市場環境が追い風となり、前向きな見通しだ。
13:05
イーサリアムの取引がより公平に、新技術「FOCIL」とは
仮想通貨イーサリアムで2026年に予定されるアップグレード「ヘゴタ」に主要機能として「FOCIL」を導入することが提案された。公平な取引処理に貢献するものだ。
11:27
ビットコインの価値を再定義、「エネルギー通貨」として業界で再評価
仮想通貨投資会社HashedのKim CEOが、ビットコインマイニングをAI時代のエネルギーインフラとして再評価する論考を発表。エヌビディアやテスラのトップも同様の見解を示し、業界で「エネルギー通貨」としての認識が広がっている。
11:00
ソニー、Startaleに20億円追加投資 Soneium共同開発の提携を強化
Sony Innovation Fundがスターテイルに約20億円を追加出資。Soneium共同開発のパートナーシップを強化した。L2「Soneium」は1年で5億件超のトランザクションを達成。累計調達額は約25億円に。
10:30
コインベース、ハイパーリキッドなど2銘柄を上場ロードマップに追加
米コインベースが仮想通貨ハイパーリキッド(HYPE)とインフィネックス(INX)を上場ロードマップに追加。HYPEは1週間で約60%急騰し、コモディティ取引の活発化が背景に。
10:05
ビットコイン9万ドル突破も失速、株高・金高に追随できない理由|仮想NISHI
*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(
10:00
仮想通貨市場低迷の背景にAI業界との競争も=デルファイ分析
デルファイ・デジタルが仮想通貨市場低迷の要因を分析した。AI投資との競争激化や機関投資家動向、マクロ経済を背景にしたビットコインの今後の展望について解説している。
09:35
トランプ政権の新生児投資口座に大手企業参加、コインベースはビットコイン拠出検討
トランプ政権が推進する新生児向け投資口座プログラムにウォール街企業や大手経営者が参加を表明した。コインベースはビットコイン投資を推進する姿勢だ。
08:45
米SEC、トークン化証券に関する分類を発表
米証券取引委員会が1月28日にトークン化証券に関する声明を発表した。企業財務部門など3部門が共同で連邦証券法のトークン化証券への適用について見解を示している。
07:45
オープンAIが生体認証型SNSを開発中、ワールドオーブ利用検討か
オープンAIが独自のソーシャルネットワークを開発しており生体認証を使用してユーザーが人間であることを確認する計画だとフォーブスが報じた。
07:05
仮想通貨政治活動委員会が300億円確保、米中間選挙に向け資金増強
仮想通貨特化型政治活動委員会フェアシェイクが2026年中間選挙に向け1.93億ドル超の資金を確保したと報じられた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧