
日本で買える仮想通貨は何種類?どれを選べばいい?
国内取引所で購入可能な上位28銘柄を、最新の価格・時価総額データと共に一覧化。 初心者でも銘柄選びに迷わない用途別3分類で解説します。
日本で取引可能な主要仮想通貨(2025年9月時点)
- A 送金・決済用途(高速・低コストの国際送金や日常支払い向け)
- B スマートコントラクト・DApps・ステーキング用途(アプリの実行基盤)
- C サービス利用・報酬用途(特定プラットフォーム内での支払いや報酬)
順位 | 銘柄名 | 価格 | 時価総額 | 用途 | 主な特徴 | 詳細情報 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ビットコイン(BTC) | ¥15,876,303 | 316.2兆円 | A | 初の仮想通貨・デジタルゴールド | BTC 買い方 |
2 | イーサリアム(ETH) | ¥644,328 | 77.8兆円 | B | スマートコントラクトの代表格 | ETH 買い方 |
3 | エックスアールピー(XRP) | ¥405 | 24.1兆円 | AB | 銀行送金ネットワーク用 | XRP 買い方 |
4 | BNB(BNB) | ¥126,133 | 17.6兆円 | BC | Binance発の多用途トークン | BNB 買い方 |
5 | ソラナ(SOL) | ¥29,321 | 15.9兆円 | B | 高速・低手数料のL1チェーン | SOL 買い方 |
6 | トロン(TRX) | ¥50 | 4.7兆円 | B | 低コストL1、アジア圏普及 | TRX 買い方 |
7 | ドージコイン(DOGE) | ¥31 | 4.7兆円 | A | ミーム発の決済コイン | DOGE 買い方 |
8 | カルダノ(ADA) | ¥119 | 4.2兆円 | B | 研究主導のPoSチェーン | ADA 買い方 |
9 | チェーンリンク(LINK) | ¥3,390 | 2.3兆円 | C | DeFi用価格オラクル | LINK 買い方 |
10 | スイ(SUI) | ¥475 | 1.7兆円 | B | 旧Meta開発・高速処理型 | SUI 買い方 |
11 | ステラ(XLM) | ¥52 | 1.6兆円 | AB | 個人送金特化型チェーン | XLM 買い方 |
12 | ビットコインキャッシュ(BCH) | ¥79,889 | 1.6兆円 | A | 少額決済向けBTC分岐系 | BCH 買い方 |
13 | アバランチ(AVAX) | ¥3,428 | 1.4兆円 | B | 企業向けカスタムチェーン導入多数 | AVAX 買い方 |
14 | ヘデラ(HBAR) | ¥32 | 1.4兆円 | B | Hashgraph採用の高速設計 | HBAR 買い方 |
15 | ライトコイン(LTC) | ¥16,002 | 1.2兆円 | A | 日常支払い志向 | LTC 買い方 |
16 | トンコイン(TON) | ¥465 | 1.2兆円 | AB | Telegram連携のL1チェーン | TON 買い方 |
17 | シバイヌ(SHIB) | ¥0.0018 | 1.1兆円 | C | ミーム+DeFi展開 | SHIB 買い方 |
18 | ポルカドット(DOT) | ¥548 | 8,841億円 | B | 他チェーン接続に強み | DOT 買い方 |
19 | ユニスワップ(UNI) | ¥1,402 | 8,816億円 | C | 最大のDEX・DeFi基盤 | UNI 買い方 |
20 | アーベ(AAVE) | ¥46,002 | 7,001億円 | C | DeFi貸付プロトコル最大手 | AAVE 買い方 |
21 | ペペ(PEPE) | ¥0.0014 | 5,942億円 | C | カエルミーム由来の通貨 | PEPE 買い方 |
22 | ニアプロトコル(NEAR) | ¥345 | 4,309億円 | B | UX重視・シャーディング搭載 | NEAR 買い方 |
23 | アプトス(APT) | ¥621 | 4,269億円 | B | 旧Meta開発のL1・Move採用 | APT 買い方 |
24 | ポリゴン(POL) | ¥40 | 4,212億円 | B | ETH互換のL2・DApps豊富 | POL 買い方 |
25 | アービトラム(ARB) | ¥72 | 3,797億円 | B | ETH拡張L2・DeFi対応 | ARB 買い方 |
26 | インターネットコンピューター(ICP) | ¥697 | 3,747億円 | B | 分散型インターネット基盤 | ICP 買い方 |
27 | コスモス(ATOM) | ¥649 | 3,024億円 | B | チェーン間接続のL0設計 | ATOM 買い方 |
28 | アルゴランド(ALGO) | ¥34 | 2,967億円 | AB | MIT教授が開発・省エネ設計 | ALGO 買い方 |
※ 時価総額は市場の変動により常に変化します
※ 取引所の詳細は各リンク先でご確認ください
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2. 仮想通貨の用途で整理する3分類
仮想通貨を理解するうえで、「どこで動き、何に使うか」という分類は非常に有効です。 ここでは代表的な3つのタイプを紹介します。
1. 送金・決済系(A)
仮想通貨の原点ともいえる用途です。第三者を介さずに個人間や国際間でスピーディに送金できるのが特長です。 手数料が安価、24時間365日使える点も魅力。法定通貨の代替インフラとして期待される分野です。
- 代表例:BTC、XRP、LTC、DOGE、BCH、XLM
2. スマートコントラクト/DApps・ステーキング系(B)
イーサリアムに代表されるこの分野は、金融(DeFi)やゲーム、NFTなどのアプリをブロックチェーン上で動かすことができます。 ユーザーが参加する仕組み(ガバナンス)や、保有して報酬を得るステーキングもこのカテゴリに含まれます。
- 代表例:ETH、SOL、ADA、SUI、APT、AVAX、DOT、NEAR、POL、ARB、ATOM、ALGO、HBAR、TRX、TON
3. サービス利用・報酬(C)
特定サービスやネットワーク内で使われるユーティリティトークンがこのカテゴリです。 たとえばLINKは価格データの提供料、RENDERはGPU処理の対価、SHIBやSANDは独自経済圏内の決済に使われます。 投資だけではなく「利用」を前提とした通貨です。
- 代表例:LINK、RENDER、SHIB、THETA、SAND、GRT、BAT、CHZ、AXS、ENJ、MASK、IOTX、FNCT、SXP、ROND、OSHI
取引所9社の仮想通貨取扱い状況
以下の一覧表では、ビットコインやソラナなど、時価総額TOPにランクインしている仮想通貨について、各取引所での取扱い状況です。販売所と取引所での取扱い、さらにレバレッジ取引が可能かどうかについて記載しています。
仮想通貨の多様性を象徴する“新しい3カテゴリ”
仮想通貨には、「送金」や「スマートコントラクト」といった用途をさらに特化・最適化したタイプもあれば、一切ユーティリティを持たないにもかかわらず注目を集める通貨も存在します。複雑化・高度化する仮想通貨市場の中で、近年存在感を増している3つのカテゴリを紹介します。
1. 価格が安定する「ステーブルコイン」
米ドルや金などの現実資産に価値を連動させ、価格がほぼ一定になるよう設計された通貨です。取引所間の送金や、DeFiでの担保、報酬の受け取りなどに活用され、“デジタル現金”としての役割を担っています。
- 代表例:USDC、DAI、WBTC、ZPG、ZPGAG、ZPGPT
2. 特定分野に最適化された「用途特化型チェーン」
ゲームや分散ストレージ、貿易金融など、ある目的に特化した設計を持つチェーンです。たとえばOASはゲーム処理に最適化されており、大手ゲーム企業がネットワークを支えています。
- 代表例:OAS、XDC、FIL、KLAY、ASTR、IMX、GALA、LSK、SEI、JMY、JOC、UPC
3. ユースケースが曖昧でも人気を集める「ミームコイン」
ドージコインやシバイヌに代表される「ミームコイン」は、ジョークやインターネットカルチャーを由来に生まれた通貨です。必ずしも明確な実用性があるわけではありませんが、SNSでの話題性やコミュニティの盛り上がりによって、価格が大きく変動することもあります。
- 代表例:DOGE、SHIB、PEPE
4. 仮想通貨を理解するための「整理のフレーム」を
このように、仮想通貨は「どこで動き」「何に使うか」という視点で分類することで、全体像を把握しやすくなります。 送金やアプリ実行といった王道の用途に加え、価格を安定させたステーブルコインや、 ゲーム・分散ストレージといった分野に特化したチェーンも登場しています。
仮想通貨は、単なる投資対象ではなく、サービスや仕組みに参加するための“チケット”でもあります。 この視点を持つことで、銘柄の多さや用途の違いも、より興味深く理解できるでしょう。
さらに近年では、ジョークやインターネット文化を起点に生まれたミームコインのように、 明確なユーティリティを持たずとも市場で注目を集める“規格外”の存在も登場し、多様性が一層広がっています。
仮想通貨の世界は日々進化を続けており、今後も新たな技術や目的をもったトークンが次々と登場してくるはずです。 だからこそ、あらかじめ基本となる「種類」と「用途」のフレームを整理しておくことが、情報を見極めるうえで役立ちます。
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