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日本で買える仮想通貨|銘柄一覧・用途別分類

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国内主要取引所14社の取扱い銘柄を一覧化。販売所・取引所・レンディング・積立などのサービス対応状況を可視化し、初心者でも銘柄選びに迷わない用途別3分類で解説します。

日本で取引可能な主要仮想通貨(2025年11月時点)

📊 用途分類の凡例
  • A 送金・決済用途(高速・低コストの国際送金や日常支払い向け)
  • B スマートコントラクト・ステーキング用途(アプリの実行基盤)
  • C サービス利用・報酬用途(特定プラットフォーム内での支払いや報酬)
※ 横にスクロールできます →
順位 銘柄名 価格 時価総額 用途 主な特徴 詳細情報
1 ビットコイン(BTC) ¥14,702,179 293.3兆円 A 初の仮想通貨・デジタルゴールド BTC 買い方
2 イーサリアム(ETH) ¥492,815 59.5兆円 B スマートコントラクトの代表格 ETH 買い方
3 エックスアールピー(XRP) ¥349 21.0兆円 A B 銀行送金ネットワーク用 XRP 買い方
4 ビルドアンドビルド(BNB) ¥144,233 19.9兆円 B C Binance発の多用途トークン BNB 買い方
5 ソラナ(SOL) ¥21,798 12.0兆円 B 高速・低手数料のL1チェーン SOL 買い方
6 トロン(TRX) ¥45.27 4.3兆円 B 低コストL1、アジア圏普及 TRX 買い方
7 ドージコイン(DOGE) ¥24.93 3.8兆円 A ミーム発の決済コイン DOGE 買い方
8 カルダノ(ADA) ¥76.16 2.8兆円 B 研究主導のPoSチェーン ADA 買い方
9 チェーンリンク(LINK) ¥2,162 1.5兆円 C DeFi用価格オラクル LINK 買い方
10 ビットコインキャッシュ(BCH) ¥75,433 1.5兆円 A 少額決済向けBTC分岐系 BCH 買い方
11 ステラ(XLM) ¥39.77 1.3兆円 A B 個人送金特化型チェーン XLM 買い方
12 ライトコイン(LTC) ¥15,022 1.1兆円 A 日常支払い志向 LTC 買い方
13 アバランチ(AVAX) ¥2,414 1.0兆円 B 企業向けカスタムチェーン導入多数 AVAX 買い方
14 スイ(SUI) ¥264 9,732億円 B 旧Meta開発・高速処理型 SUI 買い方
15 ヘデラ(HBAR) ¥23.08 9,805億円 B Hashgraph採用の高速設計 HBAR 買い方
16 シバイヌ(SHIB) ¥0.001388 8,174億円 C ミーム+DeFi展開 SHIB 買い方
17 ユニスワップ(UNI) ¥1,151 7,323億円 C 最大のDEX・DeFi基盤 UNI 買い方
18 ポルカドット(DOT) ¥436 7,121億円 B 他チェーン接続に強み DOT 買い方
19 トンコイン(TON) ¥282 7,015億円 A B Telegram連携のL1チェーン TON 買い方
20 ニアプロトコル(NEAR) ¥356 4,593億円 B UX重視・シャーディング搭載 NEAR 買い方
21 インターネットコンピューター(ICP) ¥772 4,193億円 B 分散型インターネット基盤 ICP 買い方
22 アーベ(AAVE) ¥27,319 4,138億円 C DeFi貸付プロトコル最大手 AAVE 買い方
23 イーサリアムクラシック(ETC) ¥2,318 3,576億円 A ETH分岐・オリジナルチェーン維持 ETC 買い方
24 アプトス(APT) ¥444 3,254億円 B 旧Meta開発のL1・Move採用 APT 買い方
25 ペペ(PEPE) ¥0.0007604 3,197億円 C カエルミーム由来の通貨 PEPE 買い方
26 コスモス(ATOM) ¥649 3,024億円 B チェーン間接続のL0設計 ATOM 買い方
27 アルゴランド(ALGO) ¥34 2,967億円 A B MIT教授が開発・省エネ設計 ALGO 買い方
28 ポリゴン(POL) ¥40 4,212億円 B ETH互換のL2・DApps豊富 POL 買い方
29 アービトラム(ARB) ¥72 3,797億円 B ETH拡張L2・DeFi対応 ARB 買い方
※ 2025年11月17日時点のデータ
※ 時価総額は市場の変動により常に変化します
※ 取引所の詳細は各リンク先でご確認ください
💡 「時価総額」って何? 価格が安い通貨の方が伸び代があるの?

時価総額 = 価格 × 流通している枚数

価格がバラバラなのに、順位はどう決まっているのでしょうか?

上記の表で、3位のXRPは349円、4位のBNBは14万円。価格は約400倍も違うのに、 XRPの方が上位です。その基準となるのが「時価総額」です。

時価総額とは、流通しているトークン数に現在の市場価格を掛けた「総市場価値」のことです。 あるトークンの流通している枚数を今の価格で買い占めたらいくらかかるかと考えるとわかりやすいでしょう。

仮想通貨の時価総額は「価格」と「流通枚数」で決まります

  • XRP:価格349円 × 流通枚数約601億枚 = 時価総額21.0兆円
  • BNB:価格14万円 × 流通枚数約1.4億枚 = 時価総額19.9兆円

価格が安い=上昇余地が大きい、ではない理由

価格だけを見ると判断を誤ることがあります。 同じくらいの需要(時価総額)があるとしても、1,000枚あるものより1枚しかない方が、1枚あたりの価格は高くなるという考え方です。

実際の例として、XRP(流通枚数約601億枚)がビットコイン(約1,995万枚)と同じ時価総額293兆円になった場合、 XRPの価格は約4,876円となります。 枚数が約3,000倍多い分、1枚あたりの価格も低くなるのです。

つまり、価格が安い=価格の上昇余地が大きいとは言えないのです。 価格だけでなく、流通枚数も含めて判断することが重要です。

「総発行量」と「流通量」の違いに注意

時価総額は「流通している枚数」で計算されますが、 新しく発行された仮想通貨の多くは、総発行量を全て一気に流通させるのではなく、 そのうちの一部を最初に流通させ、段階的に流通量を増やしていくことが多いです。

時価総額は流通量で決まるため、たとえ同じ時価総額を維持していたとしても、 そのトークンが段階的に発行を続けていった場合、 流通量が増える分、1枚あたりのトークンの価格は下がってしまいます。

希薄化の例

総発行量100億枚のうち、20億枚しか流通していない通貨があるとします。 時価総額10兆円を維持したまま、残り80億枚が市場に放出されると、 流通量が5倍になるため、1枚あたりの価格は5分の1になります。 これを「希薄化」と呼びます。

トークンを買う際には、価格、流通枚数、総発行量の3つを確認することで、 より正確に通貨の価値を判断できるようになります。

ただし、価格の「見え方」も投資判断に影響する

時価総額で考えれば、価格が安い通貨が必ずしもお得というわけではありません。 しかし実際には、価格の「見え方」も重要な要素です。

例えば、1枚1,470万円のBTCと349円のXRP。どちらが「買いやすそう」に見えるでしょうか? 多くの初心者投資家にとって、数千円から複数枚購入できるXRPやDOGE(24円)の方が、 心理的なハードルは低くなります。「1,000円で○○枚買えた!」という実感が得られやすいためです。

これは本質的な価値の違いではなく、あくまで「見え方」の問題です。 しかし、この心理的な買いやすさが人気につながることもあります。

2. 仮想通貨の用途で整理する3分類

仮想通貨を理解するうえで、「どこで動き、何に使うか」という分類は非常に有効です。 ここでは代表的な3つのタイプを紹介します。

1. 送金・決済系(A)

仮想通貨の原点ともいえる用途です。第三者を介さずに個人間や国際間でスピーディに送金できるのが特長です。 手数料が安価、24時間365日使える点も魅力。法定通貨の代替インフラとして期待される分野です。

  • 代表例:BTC、XRP、LTC、DOGE、XLM

2. スマートコントラクト/DApps・ステーキング系(B)

イーサリアムに代表されるこの分野は、金融(DeFi)やゲーム、NFTなどのアプリをブロックチェーン上で動かすことができます。 ユーザーが参加する仕組み(ガバナンス)や、保有して報酬を得るステーキングもこのカテゴリに含まれます。

  • 代表例:ETH、SOL、ADA、SUI、APT、AVAX、DOT、NEAR、POL、ARB、OP、ATOM、HBAR、TRX、TON、KAIA、ASTR

3. サービス利用・報酬(C)

特定サービスやネットワーク内で使われるユーティリティトークンがこのカテゴリです。 たとえばLINKは価格データの提供料、RNDRはGPU処理の対価、SHIBやPEPEは独自経済圏内の決済に使われます。 投資だけではなく「利用」を前提とした通貨です。

  • 代表例:LINK、RNDR、SHIB、PEPE、GRT

3. 仮想通貨の新たな3カテゴリ

仮想通貨には、「送金」や「スマートコントラクト」といった用途をさらに特化・最適化したタイプもあれば、一切ユーティリティを持たないにもかかわらず注目を集める通貨も存在します。複雑化・高度化する仮想通貨市場の中で、近年存在感を増している3つのカテゴリを紹介します。

1. 価格が安定する「ステーブルコイン」

米ドルや金などの現実資産に価値を連動させ、価格がほぼ一定になるよう設計された通貨です。取引所間の送金や、DeFiでの担保、報酬の受け取りなどに活用され、”デジタル現金”としての役割を担っています。

  • 代表例:DAI、WBTC、XDC

2. 特定分野に最適化された「用途特化型チェーン」

ゲームや分散ストレージ、貿易金融など、ある目的に特化した設計を持つチェーンです。たとえばASTRは日本発のプロジェクトとして、企業とWeb3の橋渡し役を担っています。

  • 代表例:ASTR、FIL、KAIA、SEI

3. ユースケースが曖昧でも人気を集める「ミームコイン」

ドージコインやシバイヌに代表される「ミームコイン」は、ジョークやインターネットカルチャーを由来に生まれた通貨です。必ずしも明確な実用性があるわけではありませんが、SNSでの話題性やコミュニティの盛り上がりによって、価格が大きく変動することもあります。最近では政治家の名前を冠したトークンも登場しています。

  • 代表例:DOGE、SHIB、PEPE、TRUMP

4. 国内取引所14社の仮想通貨取扱い一覧表

以下の表では、国内主要取引所14社で取り扱われている仮想通貨について、各サービスの対応状況を一覧化しています。

暗号資産取扱い銘柄一覧

= 販売所 = 取引所 = レンディング = 積立 = ステーキング = レバレッジ

※ 表の情報は2025年11月時点のものです。最新情報は各取引所の公式サイトをご確認ください。

5. 仮想通貨を理解するための「整理のフレーム」を

このように、仮想通貨は「どこで動き」「何に使うか」という視点で分類することで、全体像を把握しやすくなります。 送金やアプリ実行といった王道の用途に加え、価格を安定させたステーブルコインや、 ゲーム・分散ストレージといった分野に特化したチェーンも登場しています。

仮想通貨は、単なる投資対象ではなく、サービスや仕組みに参加するための“チケット”でもあります。 この視点を持つことで、銘柄の多さや用途の違いも、より興味深く理解できるでしょう。

さらに近年では、ジョークやインターネット文化を起点に生まれたミームコインのように、 明確なユーティリティを持たずとも市場で注目を集める“規格外”の存在も登場し、多様性が一層広がっています。

上記の取扱い銘柄一覧表を活用すれば、どの取引所でどの銘柄が取引できるか、どのようなサービスに対応しているかが一目でわかります。 自分の投資スタイルや利用したいサービスに合わせて、最適な取引所と銘柄を選びましょう。

仮想通貨の世界は日々進化を続けており、今後も新たな技術や目的をもったトークンが次々と登場してくるはずです。 だからこそ、あらかじめ基本となる「種類」と「用途」のフレームを整理しておくことが、情報を見極めるうえで役立ちます。

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