ギャラクシーデジタルに続く下方修正
米ヘッジファンド大手アークインベストのキャシー・ウッドCEOは7日、CNBCのインタビューで2030年のビットコイン(BTC)強気予測を従来の150万ドルから120万ドルに引き下げた。ステーブルコインの急速な普及が理由だと説明した。
ウッド氏は「ステーブルコインがビットコインの役割を一部奪っている」と述べ、特に新興市場で決済や貯蓄手段としてステーブルコインが想定以上に浸透していると指摘した。テザーのUSDTとサークルのUSDCは合計で約2,600億ドルの供給量に達している。
同氏は「ステーブルコインが新興市場でビットコインの役割を担っているため、強気予測から約30万ドル幅を引き下げる」と説明した。それでもビットコインは「デジタルゴールド」として機能し、新たなグローバル金融システムの基盤になると強調した。
ARKは今年4月に公開した「Big Ideas 2025」レポートで、2030年のビットコイン価格を弱気シナリオで30万ドル、基本シナリオで71万ドル、強気シナリオで150万ドルと予測した。今回の修正により強気予測が120万ドルに下方修正された形だ。
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ビットコインは現在10万1,000ドルで取引されており、10月の過去最高値12万6,080ドルから19%超下落している。今週初めには6カ月ぶりに10万ドルを下回り、マクロ経済不安や流動性懸念が価格を押し下げている。
機関投資家向け仮想通貨企業のギャラクシー・デジタルも昨日、年末のビットコイン価格目標を18万5,000ドルから12万ドルに引き下げた。同社はビットコインが機関投資家の参入と低ボラティリティを特徴とする「成熟期」に入ったと分析している。
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