*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。
クリプト市場マーケットレポート(1/19日PM1時執筆)
ビットコイン(BTC)は年始以降、上昇基調を維持していたものの、トランプ米大統領がグリーンランドを巡り欧州8カ国に追加関税を課すと発表したことを受け、株式市場とともに急落した。
米国市場は祝日で閉場日となっており、機関投資家が取引可能なCMEの寄り付きのタイミング前後で下落が加速した格好である。一方、安全資産とされる金(ゴールド)は史上最高値を更新しており、リスク回避姿勢が強まった局面で安全資産に資金が向かったことが示唆される。

出典:Coinpost Terminal
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1月18~19日相場状況
主要アセットとの観測期間2か月の相関を見ると、Nasdaq100との相関は+0.33と株式市場との連動性が一定程度高まっているほか、原油との相関も+0.55と比較的高い水準にある。一方で、安全資産であるゴールドとは−0.56と逆相関の関係となっており、足元の相場環境がリスクオン・リスクオフの色合いを強めていることがうかがえる。
オプション市場においては、急落が発生したにもかかわらず、プット・コール・レシオ(PCR)は依然として低い水準を維持している(下画像黄矢印)。これは、市場参加者のセンチメントが極端に弱気へ傾いていないことを示す材料である。建玉の状況を見ても、10万ドル水準のコールポジションが引き続き最大規模となっており、投資家の強気姿勢が維持されている可能性が高い(下画像赤枠)。
成行注文の動向を確認すると、急落後は現物市場・デリバティブ市場ともに買いが顕著となっており、下落を押し目として拾う動きが強まった格好である(下画像青枠)。
デリバティブ市場においても、一部では先物価格が現物価格を上回るバックワーデーションが観測されており、短期的な需給のひっ迫によるショートカバーが起きやすい状況にある。
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現状分析(1/19日PM1時)
本日は米国市場が祝日であり、ETF市場が動かないことから流動性が薄く、相場は通常よりも振れやすい環境にあると考えられる。このような状況下では、突発的なニュースをきっかけに値動きが増幅し、ボラティリティが高まりやすい点に注意が必要である。
また過去を振り返ると、トランプ大統領による関税戦争の激化を背景にビットコインが株式とともに連れ安となる局面は昨年4月頃にも確認されている。しかし、その後は一定の回復傾向を示しており、今回も同様に短期的なショックの後に持ち直す展開となるかが焦点である。
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