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ソラナのステーキングインフラを移行 ARKがソル・ストラテジーズと提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーキングインフラを移行

カナダの暗号資産(仮想通貨)投資会社ソル・ストラテジーズ(Sol Strategies)は28日、著名投資家キャシー・ウッド氏率いる投資会社ARK Invest(以下、ARK)の私募ファンドが、ソラナ(SOL)のステーキングプロバイダーにソル・ストラテジーズを選んだことを発表した。

対象のファンド名はARKの「Digital Asset Revolutions Fund」。このファンドの運用のために、ARKはソラナのバリデータ運営をソル・ストラテジーズのインフラに移行するという。

バリデータとは

ブロックチェーンに記録されるデータの妥当性を検証するノードのこと。

ソル・ストラテジーズはカナダ証券取引所などに上場しており、ソラナの購入を行っていることで著名な企業。他にも、ソラナのエコシステムに特化してインフラの提供を行ったり、バリデータを運営したりしている。

関連:ソル・ストラテジーズ、約26億円分のソラナ(SOL)を買い増し 融資枠活用

今回の発表では、ARKはステーキングETFなどを介して投資家のためにステーキングの利回りを得ることに取り組んでいると説明。この取り組みの一環として、ソル・ストラテジーズのインフラを活用することを決めたとみられる。

ソル・ストラテジーズのリア・ウォルドCEOは発表で以下のようにコメントした。

ARKのステーキングプロバイダーに選ばれたことは、我々の機関インフラや市場での地位が認められたことを意味している。

ウッド氏やARKのチームは、仮想通貨やITの領域への投資で評価が高い。ARKが当社のバリデータ能力を信頼していることは、機関の顧客向けに最高のステーキングソリューションを提供するという我々のコミットメントを強化するだろう。

本記事執筆時点におけるカナダ証券取引所でのソル・ストラテジーズの株価は1.59カナダドル。前日比で38%超上昇している。

ファンドの概要

対象となるARKのファンドは、パブリックブロックチェーンの可能性がテーマになっている。

10から12銘柄の仮想通貨に投資する私募ファンドで適格投資家と適格購入者向けに提供。ポートフォリオの管理はウッド氏が担当している。運用ではデジタル資産における多くの戦略に投資しているようだ。

なお、ソラナの今回の取り組みでは、カストディプラットフォーム「BitGo」も協力する。

関連:ウッドCEO、ARK Investファンドのトークン化を検討 規制緩和の動きを注視

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