WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン、年末サンタ・ラリーの可能性低下 FRB利下げ後=アナリスト分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

サンタ・ラリー可能性低下

米連邦準備制度理事会(FRB)が12月11日に広く予想されていた25ベーシスポイントの利下げを実施した後、仮想通貨ビットコイン(BTC)が約9万ドルまで下落した。FRBの慎重なガイダンスがリスク資産を押し下げ、会合前の一時的な上昇を帳消しにした。アナリストらは年末の「サンタ・ラリー」の可能性が低いと見ている。

サンタ・ラリーとは、年末から年始にかけて株価などの資産価格が上昇する傾向(アノマリー)を指す市場現象のこと。

関連:FRBの慎重姿勢でビットコイン反落 2026年の利下げは限定的か

FRBのジェローム・パウエル議長は声明で、労働市場の冷え込みが利下げの決定を正当化し、政策金利が「中立領域」にあると述べた。しかし同氏は、今後の決定は入ってくるデータに大きく依存し、失業率とインフレの両方でリスクが上振れに傾いていると強調した。委員会の予測では2026年の追加利下げは1回のみで、9月から変更なしとなっている。

9対3の投票は2019年以来最多の反対票を示し、パウエル氏が「非常に困難」と呼ぶ環境を乗り切る中で委員会が分裂していることを浮き彫りにした。複数のアナリストは、全体的な結果を方針転換ではなく慎重なシグナルと評価し、FRBの姿勢は前回の利下げサイクル後に示された慎重な態度に似ていると指摘した。FRBは成長見通しを引き上げ、インフレ期待を引き下げたが、追加緩和のハードルを高める表現も含めている。

The Blockによると、コイン・ビューローの共同創設者ニック・パックリン氏は、利下げは「一部が予想したほどタカ派的ではなかった」が、反対票の数とFRBが来年1回の利下げしか見込んでいない決定が、リスク資産に「新たな不確実性を与えてしまっている」と述べ、「これはビットコインのサンタ・ラリーを引き起こすには十分ではない」と指摘している。

利下げと同時に、FRBは金融システムに十分な準備金を維持するため、12月12日から30日間で400億ドルの財務省短期証券を購入すると発表した。当局者はこれが量的緩和(QE)ではないと強調したが、アナリストは流動性の追い風になると評価。クラーケンの成長責任者マット・ハウエルズ・バービー氏は、中立的な金利姿勢と準備金管理の購入の組み合わせが2026年初頭まで仮想通貨市場を支える可能性があるとした。

また、グリークスライブの主任研究員アダム・チュー氏はDecryptに対し、クリスマスと年末決済が近づくこの期間は、仮想通貨市場で流動性が最も低い状態になると述べた。市場活動は低調になる傾向があり、持続的な上昇の短期的な勢いが制限されるという。インプライド・ボラティリティの低下は短期的な価格変動への期待が減少していることを示しており、サンタ・ラリーが起こりにくい要因の1つとなっている。

さらに、オンチェーン・オプション・プラットフォームのデライブの研究責任者ショーン・ドーソン氏はDecryptに対し、ビットコインがクリスマスまでに10万ドルを回復して定着する確率は約24%だと述べた。強気への確信は2026年初頭に先送りされており、トレーダーが来年3月の13万ドルと18万ドルのストライクでコールオプションを大量に構築していることが、真の機会がどこにあるかを示す証拠だと指摘している。

関連:ビットコイン9.4万ドル急騰からの反落、FOMC利下げ後に軟調な動き|仮想NISHI

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/17 水曜日
17:07
ビットコイン価格より先にファンダメンタルズが回復、スイスブロック分析
仮想通貨分析会社スイスブロック(Swissblock)が6月17日、ビットコインのファンダメンタルズ指数が2月以来「Higher Lows(安値切り上げ)」を形成していると指摘。流動性とネットワーク成長の安定化が先行し、価格構造が後追いで回復するパターンが進行中としている。
15:55
韓国の仮想通貨取引量、前年比28%減 AI・半導体株に投機資金が流出=報道
韓国の仮想通貨取引量が2026年第1四半期に前年比28%減と、主要市場で最大の落ち込みを記録。KOSPI主導のAI・半導体株ブームが投機資金を吸収しており、国内取引所の規制上の制約も重なってリテール投資家の離脱が加速している。
15:22
北陸銀行とディーカレットDCP、DCJPY決済の商用化で基本合意 2027年度開始目指す
北陸銀行とディーカレットDCPが、デジタル通貨「DCJPY」を活用した決済事業の商用化に向け基本合意書を締結。B2B決済や給与振込など複数のユースケースを検討し、2027年度中のサービス開始を目指す。
14:29
アライドバース、ソラナバリデータ運用を開始 Dawn Labsと「Japan SOL」始動
この記事のポイント Allied Validator運用開始、LSTとKaminoのルーピング運用を実施 Dawn Labsと企業向け「Japan SOL」始動、SOLトレジャ…
14:05
ビットコイン相場、底打ち判断は時期尚早 「流動性の回復が鍵」=ウィンターミュート分析
ウィンターミュートが週次レポートで、ビットコインの直近反発はマクロ環境改善による安堵感に過ぎないと分析した。底打ち判断にはステーブルコイン・ETF・DATの資金流入が鍵となり、現状は時期尚早と指摘する。出来高の細る夏場は5万ドル台への下落の可能性もあると警告した。
13:49
GMOコイン、仮想通貨・FXなど向けAI分析でブリッジワイズと提携
GMOコインがイスラエル発のAI投資分析企業ブリッジワイズ(BridgeWise)と長期的な戦略的パートナーシップを締結。準リアルタイムのAIアラートシステム「シグナルワイズ」の提供をすでに開始しており、今後は複数のAI分析ツール群への展開も見込む。
13:45
AIエージェントがサイト閲覧でお金を払う仕組み、コインベースとAWSで実現
コインベースとAWSがウェブサイトがAIエージェントのアクセスに対して仮想通貨USDCなどで課金できる仕組みを実現した。決済プロトコル「x402」をCloudFrontとWAFに統合する。
13:20
FTX創業者SBF、25年の刑期中に独自コイン発行を構想か=報道
服役中のFTX創業者サム・バンクマン=フリード氏が、出所後に独自の仮想通貨を発行する意向を示唆したとニューヨーク・マガジンが報じた。6月8日には大統領恩赦も正式申請している。
10:45
中国デジタル人民元の国際送金基盤、26機関が直接接続 決済数時間へ
上海でe-CNYセンター・インターナショナルへの直接参加機関が26行に。スタンダードチャータード中国やタイ・シンガポール等の中国系銀行拠点が第一陣として署名。従来数営業日を要した国際送金決済が数時間に短縮される。
10:23
コインベースの「あらゆる資産の取引所」構想加速、トークン化株式・オプション・AIアドバイザーを順次導入
コインベースはトークン化株式やオプション取引、AIアドバイザーなど複数の新サービス開始を発表した。ワンストップで様々な資産を取引できるプラットフォームを目指している。
09:50
ステーブルコイン市場シェア倍増、仮想通貨下落で相対的に拡大=CryptoRank
CryptoRankが15日に公表したレポートによると、仮想通貨市場が2025年9月の高値圏から約50%下落する中、ステーブルコインの市場シェアは7.6%から15%へ倍増した。供給量自体の増加は約10.6%にとどまり、シェア拡大の主因は周囲の資産価値の収縮。新規供給増加分の約59%はUSDTが占めた。
08:25
リップル、アフリカ最大決済インフラ『Flutterwave』に戦略投資
リップルがアフリカ最大の決済インフラ企業フラッターウェーブのシリーズEに戦略投資した。ステーブルコインRLUSDとXRPレジャーを同社の決済網に統合し、アフリカ域内の国際送金コスト削減とリアルタイム決済の実現を目指す。
07:25
スペースXがカーソル親会社を9.6兆円で買収、IPO直後にAI強化
スペースXがAIコーディングエージェント「カーソル」の開発元アニースフィアを600億ドルの株式交換で買収すると発表した。IPO直後の大型買収で、同社のAI分野での競争力強化を図る。
06:45
米ジーニアス法めぐり超党派議員が財務省に書簡、州ステーブルコイン規制の手続き明確化を要求
米超党派上院議員7名がベッセント財務長官に書簡を送り、ジーニアス法の州規制認定に関する明確なスケジュールと手続きの策定を財務省に求めた。
06:30
コインベースがトークン化米国株の提供を発表、配当もオンチェーン受取可能
コインベースが16日、米国株を1対1で裏付けたトークン化株式サービスを発表した。デリバティブや借用証書を使わず、配当のオンチェーン受取にも対応する。クラーケンやバックパックも同種サービスを展開しており競争が激化。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧