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ビットコイン9万ドル割れから反発、売り圧力後退も流入資金は半減

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比2.5%の1BTC=92,388ドルに。

米連邦公開市場委員会(FOMC)後に下落し、一時9万ドルを割り込んだが、米国時間にかけて反発した。

BTC/USD

米連邦準備制度理事会(FRB)は11日、25ベーシスポイントの利下げを承認した。

これは今年3回目の利下げとなり、市場予想と一致する内容だった。しかし、FRBの見解が割れていることや来年の利下げ予想が鈍化したこと、パウエル議長の記者会見内容などから、市場はこの利下げをタカ派的と評価しており、米国の金融政策と経済の将来をめぐるFRBの意見の相違を反映している。

FOMC前の典型的な値動きとして、ビットコインは一時9万4000ドルを超えて上昇したが、利下げ発表後は売り圧力に直面した。

暗号資産アナリストのダークフォスト氏は、ビットコインの苦戦はセンチメントの変動ではなく、ステーブルコイン流動性の低下に起因していると指摘する。取引所へのステーブルコイン流入は流入資金の最も信頼できるシグナルの一つだが、現在そのシグナルは赤信号を示している。

データによると、ERC-20ステーブルコインの流入額は8月の1580億ドルから今月は約760億ドルに減少し、ほぼ50%の減少となった。より長期的な90日平均でさえ1300億ドルから1180億ドルに減少しており、この傾向が一時的なものではなく構造的に悪化していることを裏付けている。

この流動性の縮小は購買力の低下に直接つながった。ダークフォスト氏は、最近の反発は強力な買い増しによるものではなく、売り圧力の減少によるものだと分析する。つまり、市場には高値を維持したり主要なサポートレベルを守ったりするために必要な資金流入が不足している。新たな流動性が回復するまで、ビットコインの上昇は浅いものにとどまる可能性が高い。

テクニカル面では弱気シグナルが点灯

構造的な観点から見ると、ビットコインは9万3000ドルの水準を突破しようと3回連続で失敗し、売り圧力の高まりを示唆している。

BTCは弱気な上昇ウェッジの形成も確認されつつある。これを下抜ければ、8万600ドルの四半期安値に向けて下落する可能性が高まる。

それでも、強気なトレーダーは、BTCは弱気筋を排除するための意図的な淘汰を受けていると主張する。強気相場が回復するには、BTCは週足終値で9万ドル以上、理想的には9万3000ドル付近で終値を確保する必要がある。

そうすることで、強気派は9万6000ドルのブレイクアウトゾーンを攻めるための構造的な基盤を築き、モメンタム拡大が展開される可能性がある。

米国で仮想通貨規制法案が前進

好材料としては、米国上院銀行委員会のティム・スコット委員長が11日、暗号資産市場構造を定める「クラリティ法案=仮想通貨市場構造法案」について銀行幹部らと協議し、進展があったと報告した。

スコット氏は、バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハン氏、シティ銀行のジェーン・フレイザー氏、ウェルズ・ファーゴのチャーリー・シャーフ氏と会談した後、「世界の仮想通貨の中心地としてのアメリカの役割を確固たるものにする、デジタル資産市場構造法案の成立に向けて着実に前進している」と述べた。

過去数か月にわたり、上院銀行委員会は銀行業界と仮想通貨業界全体から貴重なフィードバックを受けてきたという。

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