- 既存のルールを望むユーザーにも対応
- 現在までに多くのバグを発見
データの取扱方針を一時変更
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のウォレット「コールドカード」を提供するコインカイト(Coinkite)は7日、7月30日に公表した資産の流出事案について、データの取扱方針に変更があると発表した。
コールドカードからのビットコイン流出は他企業が分析を公開するなど、現在も関心を集めている。今回の発表は、この流出事案に関する情報のアップデートである。
関連記事:ビットコイン専門ウォレット『コールドカード』流出被害拡大、グレースケールは「限定的脆弱性」と分析
仮想通貨ビットコイン専門ウォレット「コールドカード」の脆弱性を悪用した第4波の攻撃が発生し被害額が拡大している。ビットコインセキュリティ研究者のロップ氏は、検証の限界と自己管理の責任について見解を語った。
今回の投稿では、まずはコールドカードの標準的な対応として、ユーザー情報はメールアドレスと居住国以外は120日後に自動的にブランクにしてわからなくしていると説明。さらに、この120日という期間を短縮できるオプションも用意していると述べた。
一方で、今回のセキュリティ事案における法的義務によって、一時的にこのプロセスを停止したと説明。これは次の報告があるまで、ユーザーのメールアドレスと居住国以外も保持されることを意味すると述べている。
この点についてコインカイトは、ユーザーがプライバシー保護を重要視していることを理解しているが、法的な手続きに関係する可能性のある記録を保管する必要があることが法律によって定められているとした。
そして、ユーザーのデータはこの期間、安全に保管され、アクセス権限も制限すると説明。保管されたデータは、法的な義務以外の目的で使用することはないと強調した。
それでもコインカイトは、既存のルールを望むユーザーについては、今回のデータに関する方針の適用を免除すると説明。既存のルールの適用を望むユーザーに、メールで連絡するように呼びかけている。
ユーザーサポートに集中
今回の事案についてブルームバーグは7日、コインカイトのコメントを報じた。コインカイトはブルームバーグに対し、影響を受けたユーザーをサポートすることに集中していると述べている。
また、ギャラクシー・リサーチなどが試算している被害額については、プライバシー保護の観点から関連データの収集を行っておらず、数字についてはコメントしないと説明。この点については、第三者の方が分析を行うのに適しているとコメントした。
ギャラクシー・リサーチが8日に投稿した集計によると、盗難されたビットコインは1,719BTC(約176億円)に上る。
関連記事:ビットコイン専門ウォレット『コールドカード』流出被害が110億円相当に、ギャラクシーが算出
ギャラクシー・リサーチは、コールドカードの脆弱性に関連する流出被害が1196件のアドレスから1082.65BTC、110億円相当に達したと分析。自己管理型の利用者への影響が大きいことが明らかになった。
他にコインカイトは、エコシステムに対して行っているセキュリティ監査で現在までに、最新のAI(人工知能)モデルを使用することによって、エコシステムの重要なソフトウェアシステムで多くのバグを発見したと説明したという。



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