- 対象はラッセル1000や米国債等
- NYSEも同様の基盤整備を計画
DTCCが始動
米国の証券決済・清算を担う中央機関DTCCは25日、自社インフラが扱う114兆ドル相当の資産を対象に、ブロックチェーン基盤のトークン化サービスをまもなく始動すると発表した。同社の最高経営責任者(CEO)を務めるフランク・ラサラ氏が明らかにし、コインビューローなどが報じた。
DTCCは証券取引後の権利関係を記録し決済を完了させる基幹システムを担う存在で、実証実験段階のスタートアップとは一線を画す。同社はデジタル・ローンチパッドと呼ぶサンドボックスで検証を重ねており、今回のサービスは実証実験段階から基盤整備への転換を意味する。
なおm、公表された114兆ドルは同社システムが扱う資産規模の全体像であり、稼働初日からすべてがオンチェーン化されるわけではない。既存システムとの整合や規制対応が必要なため、段階的な展開になるとみられる。
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仮想通貨サービス企業Blockchain.comとニューヨーク証券取引所が、トークン化米国株・ETFの提供に向け覚書を締結した。市場データの相互配信も計画している。
他社も基盤整備へ
DTCCが来月開始するトークン化サービスは、ラッセル1000指数の構成銘柄や主要株価指数連動ETF、米国債(短期証券・中期国債・長期国債)を対象とする。ドイツ銀行はこれを踏まえ、トークン化資本市場が2030年代までに金融インフラの中核になるとの見通しを示した。
ニューヨーク証券取引所も、24時間365日取引や即時決済に対応したトークン化証券基盤の構築を計画しているほか、米SECは先週、一部プラットフォームによるトークン化株式の取引を認める時限的な適用除外を承認した。
トークン化された証券の流通基盤整備は、複数の主体で並行して進んでいる。
背景記事:米国で株式トークン化普及を推進、SECが5年時限で証券取引所規制免除
米証券取引委員会(SEC)は17日、許可制のAMM流動性プールを通じたトークン化された米国株式の取引を暫定的に認める適用除外を発表した。対象銘柄数や取引参加者には制限が課される。



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