WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米国で株式トークン化普及を推進、SECが5年時限で証券取引所規制免除

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 適用除外は5年で失効
  • 合成トークンは適用対象外に

米SEC、暫定認可

米証券取引委員会(SEC)は17日、自動マーケットメーカー(AMM)を用いてトークン化された米国株式を取引するプラットフォームを、証券取引所法上の「取引所」の定義から外し、ニューヨーク証券取引所やナスダックのような取引所に本来課される規制を免除する「イノベーション免除」を、公表から5年間の時限措置として発表した。

SEC委員長のポール・アトキンス氏は、新技術に対応した規則刷新を掲げる「プロジェクト・クリプト」構想の一環として、資本市場のデジタル化に向けた重要な一歩だとした上で、意見公募を通じて追加の対応を検討する考えを示した。

トークン化証券取引プラットフォーム(TSV)と呼ばれる事業者は、取引できる銘柄数や出来高に上限を設けられるほか、上場株と同等の議決権・配当受領権をトークン保有者に保証することが条件として義務付けられる。あわせて、スマートコントラクトが監査可能で公開され、許可不要型の分散型台帳上で稼働していることや、対象株式が売買停止となった場合にTSVでの取引も同時に停止すること、制裁関連規則を順守することも条件に含まれる。

SEC広報担当者は記者団との会見で、今回の措置が1年以上前から準備され、市場からの関心を受けて公表に至った経緯を明らかにした。

対象となるのは配当や議決権など実際の株主権を伴うトークン化株式であり、価格連動のみを提供する合成商品は除外される仕組みで、トークン化企業セキュリタイズのカルロス・ドミンゴCEOは「実際のトークン化株式を取引できる手段を与えるもので極めて前向きだ」と評した。

関連記事:コインベースCEO「トークン化株式で新たな業界標準確立」 ロビンフッドとの違いを強調か

仮想通貨取引所コインベースのCEOが、自社のトークン化株式は実株に裏付けられた証券だと強調した。デリバティブとして提供するロビンフッドとの違いを整理する。

発行体の拒否権と今後の展開

発行体以外の第三者が株式をトークン化する場合、TSVは発行体に書面で通知した上で30日間の期間を設ける必要があり、発行体が異議を唱えれば当該トークンは免除の対象として取引できない。

コインデスクによると、オンチェーンの証券移管代理業を手掛けるフェアミントのジョリス・デラヌエCEOは、この発行体拒否権が今回の枠組みの重要な安全装置になっていると述べたという。

また、株主権を伴わずに価格連動のみを提供してきたロビンフッドの株式トークンやクラーケンのエックスストックス、オンドファイナンスの海外向け商品は、SECの新たな枠組みを利用するのであれば仕組みの変更が必要になる。

解説記事:ビットコインを保有する上場企業ランキング|世界・日本TOP10を徹底比較【2026年6月版】

世界・日本のビットコイン保有上場企業をランキング形式で比較。ストラテジーを筆頭に、メタプラネットなど国内外の最新保有量・財務戦略・投資リスクを解説。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/04 水曜日
05:50
ハッキングを受けたMercado Bitcoin、顧客は被害を負担しないと説明
メルカド・ビットコインは4日、2日の不正流出事案で被害資産が3,630万ドル相当に上り、1,290万ドルをブロックしたと発表した。サービスは停止中で、段階的な再開を計画している。
11/03 火曜日
20:20
民主党が議会を制したら仮想通貨市場の法整備に逆風か、米中間選挙は今夜投票
米中間選挙で民主党側が大勝した場合、仮想通貨規制は法案の成立から調査・監視へ軸足が移る可能性がある。クラリティー法案が停滞し続け、トランプ大統領の家族の事業への調査が強まるとの見方が出ている。
12:15
メタプラネットが253億円の自社株買い ビットコイン購入配分を80億円戻す
メタプラネットは10月の自社株買いが約253億円に達したと報告した。社債80億円を完済し、その分仮想通貨ビットコイン購入への配分が増えた。
11:18
ビットコイン8万ドル割れ、ウィンターミュートは7.68万ドルを注視
仮想通貨トレーディング企業ウィンターミュートは2日の週次レポートで、ビットコインが8万ドルを下回ったと指摘した。バイナンスの約63億ドル流出後に15億ドル規模の清算が発生。次に維持すべき水準として約7.68万ドルの50週移動平均を挙げた。
10:38
米SEC、トークン投票だけでは「管理者」に当たらず FAQで見解
米SEC企業金融局は11月2日、仮想通貨の分類に関するFAQに3問を追加した。互いに関係がなく協調の取り決めもない広範なガバナンスの参加者は、原則としてネットワークの実質的な管理者(中央当事者)に当たらないとのスタッフ見解を示し、管理者と見なされる権限の具体例も挙げた。
10:15
EU拠点の組織から167億円以上の仮想通貨が不正流出の疑い
ZachXBT氏は、EU圏の組織が複数の取引所口座から1億600万ドル超を不正に引き出された疑いを報告した。資金はイーサリアムやモネロに換えられ移動されているところだ。
09:35
北朝鮮、バイナンス流出の関与を否認 FBIに「重大な政治的挑発」
北朝鮮の金与正氏は、バイナンスから60億ドル超の仮想通貨が盗まれた事件を北朝鮮の犯行としたFBIの発表に反発し、「重大な政治的挑発」と非難する談話を出した。過去最大とされる流出の経緯をまとめた。
08:50
SBI、米エレボール銀行に1億ドル出資へ ステーブルコイン入出金に対応
SBIホールディングスが米デジタルバンクのエレボールに1億ドルを出資する。同行はステーブルコインの入出金やブロックチェーン決済に対応し、2026年2月の開業後、預金は70億ドルを超えた。同行の事業内容と出資の狙いをまとめる。
08:16
ブラジル大手取引所Mercado Bitcoin、推計63億円超流出で入出金停止
ブラジルの大手仮想通貨取引所Mercado Bitcoinが2日、セキュリティ事案を受けて入出金を停止した。Hypernativeの推計では63億円超相当が流出。同社は顧客被害やデータ流出はないとし、5ネットワークの送金先アドレスを公開した。
11/02 月曜日
19:21
ステーブルコインの100万円上限、金融庁研究会で議論 全銀協は慎重
金融庁は2日、デジタル・分散型金融に関する研究会の第2回会合を開き、ステーブルコインの100万円上限やレンディング規制を議論した。JPYCとSBI VCトレードが上限の見直しを求めた一方、全銀協は慎重な検討を求めた。
14:55
米上場企業、5833BTCのビットコイン売却か担保化を検討 バイナンス事件受け
米ナスダック上場のネクスト・テクノロジーが、保有する約5,833BTCの売却または担保設定を取締役会で承認した。バイナンスの不正流出事件を受け、カストディリスクの高まりを理由に挙げている。
14:10
DeFiサイトなど15ドメインに不正リダイレクト 訪問者の資金抜き取り
Name.comは顧客ドメイン15件が不正にリダイレクトされたと発表した。DeFiサイトでのEVM系流出額は約13.8万〜20.2万ドルと推計されている。
13:05
SBI VCトレードのJPYSCレンディング残高、100億円を突破
SBI VCトレードは2日、円建てステーブルコインJPYSCのレンディング(貸コイン)残高が100億円を突破したと発表した。取扱残高も300億円を超えた。利用料の計算方法と、貸出中のJPYSCが分別管理の対象外となる点など、利用者が負うリスクを整理する。
11:40
カルダノ団体、Linuxの重大欠陥でプール運営者に更新呼びかけ
カルダノのガバナンス組織インターセクトが、Linuxカーネルの重大な脆弱性についてステークプール運営者(SPO)に更新と再起動を要請した。深刻度は10点満点中9.8。委任されたADAへの影響と主要ディストリビューションの修正状況をまとめた。
10:10
トランプ氏、北朝鮮関与なら対話の意向 バイナンス攻撃でFBIが関与発表
米FBIはバイナンスから63億ドル規模の仮想通貨が流出した件は北朝鮮系ハッキング集団の犯行だと発表した。トランプ大統領は関与が確認されれば北朝鮮と協議する意向を示した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧