10億ドル目標掲げる
米決済大手ペイパルは15日、分散型金融(DeFi)プラットフォームのSparkと提携し、同社が発行するステーブルコイン「PYUSD」の貯蓄商品「PYUSD Savings Vault」の提供を開始した。
年利4.25%の利回りを提供し、両社は預金残高を10億ドル(約1,540億円)まで拡大することを目指している。Sparkのウェブサイトによると、この利回りはUSDCやUSDTなど主要ステーブルコインの貯蓄商品と同水準となっている。
PYUSD Savings Vaultは、Sparkが10月にローンチした「Savings V2」商品ラインの一部となる。預金の90%は貸出などの利回り生成戦略に配分され、残り10%は即時出金用の流動性として保管される。
SparkによるとSavings V2全体の総預かり資産(TVL)は現在約3億9,500万ドル(約608億円)で、PYUSD単体での10億ドル目標はこれを大きく上回る規模となる。
関連:YouTube、クリエイター報酬でペイパルのステーブルコイン支払いに対応
規制監督強化でPYUSD普及加速狙う
PYUSDは、ペイパルが2023年にPaxosとの提携により発行したドル連動型ステーブルコインで、時価総額は約38億ドル(約5,850億円)に達している。
Paxosは12月12日に米通貨監督庁(OCC)から連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得しており、同社は「PYUSDは連邦規制監督下で発行される最大のドル建てステーブルコインとなった」と表明している。
現在SparkLend上では約1億5,000万ドルのPYUSDが供給され年利約2.11%を獲得しており、約6,700万ドルが借入されている。
今回発表された新たな貯蓄商品は年利4.25%と、既存のSparkLendよりも高い利回りを提供することで、さらなる預金拡大を狙う。
関連:ペイパル、仮想通貨決済サービス「Pay with Crypto」を発表



はじめての仮想通貨
TOP
新着一覧
チャート
学習
WebX




















































