リップル社が約31億円相当のXRPをアメリカの公立学校に寄付
- Ripple社が2900万ドル(約31億円)を寄付
- 同社は、アメリカのクラウドファウンティングサイトに寄せられた、教育にまつわる35000ものプロジェクトに2900万ドル(約31億円)相当のXRPを寄付することを発表しました。寄付はXRPで行われましたが、その後すぐに米ドルに換算されたとみられます。
Ripple社による巨額の寄付
Ripple社は27日、自社HPおよびYoutubeで教育クラウドファウンティングのウェブサイトであるDonorsChoose.orgの約35000にのぼる全プロジェクトに、総額2900万ドル(約31億円)の寄付を行うことを発表しました。
Youtubeで、27日に発表されたRipple社によるビデオメッセージを閲覧することができます。
Ripple社のマーケティング担当SVPであるMonica Long氏は今回の寄付について以下のように述べています。
Ripple社では、自社の利益を地域社会へ還元したいと考えており、次世代のリーダーを育成するための質の高い教育を醸成することに興味を抱いています。
DonorsChoose.orgはこれまでの実績から、アメリカ教育の向上や教師、生徒の経験を育む上で非常に意義のある活動をされています。
今回の寄付により、全国の学校が抱えるニーズに応えることができ、誇りに思います。
なお、寄付はすべてXRPで行われましたが、その後すぐに米ドルに換算されたものとみられます。
教育のクラウドファウンティング
DonorsChoose.orgは大規模な非営利団体として知られ、Fast Companyの「世界で最も革新的な50の企業」にも選ばれています。
同団体は公立学校を支援するクラウドファウンティングのプラットフォームであり、アメリカの教師は同サイトを通じて教育にまつわるプロジェクトを作成することができます。
具体的には、書籍、学校用品などの教育リソースを購入するための資金として同サイトが使われることが多いようです。
2000年に同団体が創設されて以来、これまでに300万人の支援者によって総額6億5000万ドルの寄付金が集められ、のべ2700万人に及ぶ学生がプロジェクトによる支援を受けています。
DonorsChoose.orgは自HPで、Ripple社の多額寄付に対し感謝の意を示しています。
過去18年の中で、我々が募集するクラウドファウンティングのプロジェクト総数が0となったのは今回が初めてです。
Ripple社から頂いた寄付のおかげで、2,3週間のうちに数十万の品物が全国の教室に届けられることでしょう。
当サイトでは、Ripple社による寄付が行われる前、各州の28120人の公立学校教員(アメリカの全公立学校の6つに1つ)から35647件の寄付金要請を受けていましたが、Ripple社はこのすべてのプロジェクトについて寄付を行なったと報じられています。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します