ルイ・ヴィトンがNFT利用のゲームを公開、デジタルアーティストBeepleも制作に参加
NFT活用したアクションゲームを発表
LVMH傘下のファッションブランドであるルイ・ヴィトンは、NFT(非代替性トークン)を活用したモバイルゲームを発表した。
このゲームはルイ・ヴィトン創業者ルイ氏の生誕200年を記念した一連の企画の一つとなっており、生誕日である8月4日にアンドロイド、iOSの両方でリリースされている。
ゲームはアクションゲームとなっており、主人公を操作してステージを進めルイ・ヴィトンに関する様々なポストカードを集めていく。
プレスリリースでは、ゲームの意図が次のように説明されている。
シームレスで遊び心溢れるストーリーが展開される「LOUIS THE GAME」は、メゾンの創造性と革新の歴史を新たなかたちで体現し、伝統と破壊がいかに共存できるかを改めて明らかにする取組みです。
また、ゲームにはブロックチェーン技術が活用されており、30個のNFT(非代替性トークン)アート作品が含まれているという。そのうち10個は、デジタルアーティストのBeepleによって製作されたものであることが明かされている。
Beepleは今年3月、自身の長年の作品発表の集大成となる作品が約75億円(6,940万ドル)で落札され、存命のアーティストとしては落札額でトップ3に入っている。
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Beepleの「LOUIS THE GAME」への参加は、ルイ・ヴィトンとの2度目のコラボレーションになる。ルイ・ヴィトンの「2019春夏ウィメンズ・コレクション」というファッションショーで、アートディレクターのニコラ・ジェスキエール氏とタッグを組み、既存のアート作品からインスパイアされたプリントを制作したほか、世界各地の店舗のウィンドウ・ディスプレイ用にビデオも制作しているという。
「Everydays: the First 5000 Days」
Mike Winkelmann(Beeple)氏によって制作された作品。自身の5,000作品のコラージュとなっており、クリスティーズのオークションにて約75億円(6,940万ドル)で落札された。
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