コインチェック×Sorare
暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックを運営するコインチェック株式会社は3日、同社が運営するNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」において、10日より新たに世界140以上のクラブとライセンス提携するファンタジーフットボールゲーム『Sorare』の取扱いを開始すると発表した。
さらに、17日より、ネイマール選手やスアレス選手、長友佑都選手をはじめとする有名選手49名のNFTをコインチェックで限定販売することも併せて明かした。決済に利用可能な通貨はイーサリアム(ETH)だ。
今回の発表に際し、同社は以下のようにコメントしている。
8月10日より新たに、日本でも人気の高い海外の有名クラブと提携する『Sorare』のNFTを取扱うことで、より多くの方々にNFTの魅力を知っていただくだけでなく、『Sorare』の目指すNFTを活用したクラブチームやプレイヤーの新たなファンコミュニティの構築を支援してまいります。
今後も当社では、ゲームやアート、スポーツ、芸能など幅広い分野のNFTを取扱うことで、新たな価値交換手段となる可能性を秘めるNFTを、お客様にもっと身近に感じていただけるきっかけを提供してまいります。
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Coincheck NFT(β版)」は、3月にローンチしたNFTマーケットプレイス。
仮想通貨イーサリアムのネットワーク手数料(Gas代)の高騰や複数のサービスを介した難しい取引など、これまでのNFTの取引における課題解決を目指している。
最大の特徴は、仮想通貨取引サービスと一体型となった国内初のサービスであり、コインチェックの口座を持っていれば、NFTの出品・購入・保管がワンストップで可能となる。現在、同マーケットプレイスでは、現在『CryptoSpells』『The Sandbox』『NFTトレカ』で利用可能なNFTを取扱っており、これまでにアイドルグループSKE48や映画監督の紀里谷和明氏が代表を務めるKIRIYA PICTURESなど様々な企業やプロジェクトとのコラボを発表している。
Sorareとは
『Sorare』は、プレイヤーがクラブ公式のサッカー選手のデジタルカードを取引することができるフットボールゲーム。
2018年に設立されて以降、ブロックチェーン上のデジタルアイテムと世界規模のなファンタジーフットボールリーグの開催によって、クラブやプレーヤーに新たなファンコミュニティ構築の方法を提供。『Sorare』のカード販売量は、140か国で月間7,000万ドル(5,000万ユーロ)を突破しているという。
7月には、ソフトバンクなどから、約600億円(5.32億ドル)を調達予定であることがBusiness Insiderなどにより報じられている。
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