CoinPostで今最も読まれています

ビットコインは売りのターン継続、NFTコレクティブルゲームで数億円規模の高額落札相次ぐ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場と金融マーケット

3日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン価格は、前日比-1.9%の426万円(38,927ドル)と続落した。

厚めのレジスタンスライン(上値抵抗線)に抑え込まれ、ここ最近の9連騰の反動から調整局面へと移行している。

買いのターンから売りのターンにフェーズチェンジした格好であるが、下値支持線(サポートライン)、一目均衡表の雲上、50日移動平均線の重なる35,000ドルあたりまでに下げ止まることができるかどうかが目下の焦点となりそうだ。

2日には、韓国の金融規制当局(FSC)が、韓国人を対象にサービスを提供する複数の仮想通貨取引所に対して違法行為の疑いで捜査を行っており、同国内の中小取引所が閉鎖に追い込まれる可能性があることがわかった。今後、韓国市場の流動性に影響を及ぼすおそれがある。

関連:韓国、11の中小仮想通貨取引所が閉鎖される可能性=報道

直近のクリプトマーケットでは再びアルトコインが買われ始めており、ビットコインの占有率を示すドミナンスは、7月末の49%台から46.8%まで下落した。

ビットコイン建てのイーサリアム価格を示す「ETH/BTC」も再び上昇に転じるなど、ビットコインが上昇を一服したところで物色されたことを示している。

ETH/BTC日足

デリバティブ取引所FTXのDeFi(分散型金融)先物指数では、直近安値5,100ドルから8,000ドル台まで回復した。戻り高値の11,000ドル(①)を超えていけば、DeFi市場が勢い付く可能性も考えられる。

FTX DeFi指数

イーサリアム基盤の最大手分散型取引所UniSwapを筆頭に、20年6月以降のETH価格を牽引してきたDeFiの市場規模拡大は、間接的にアルト市場の先行指標としても機能してきた。

NFT市場の活況続く

イーサリアム関連では、ETH基盤の規格が主流にある「NFT(非代替性資産)」市場活性化も目に留まるところだ。

今年5月の第2次仮想通貨バブル崩壊後は、週次取引高が激減したものの、その後人気に火が点いたETH基盤のブロックチェーンゲーム「アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)」の爆発力がトリガーとなり、地合い好転も後押しとなってセクターに資金が再流入した。

nonfungible.com

大手NFTマーケットプレイスのOpenSeaが、先週土日で3,500万ドル、4,900万ドルと過去最高取引量を観測するなど活況を呈したほか、NFTプロジェクトのCryptoPunks(クリプトパンク)は、過去1週間で取引量が大幅に増加している。DappRadarのデータによれば、7日間で+1,270%の急増を記録し、その取引量は1億2,000万ドルを超えた。

dappradar.com

17年6月にローンチされ、イーサリアムの歴史上最も古い時代のNFTプロジェクトの一つとして知られるクリプトパンクは、1970年代の英ロンドンのパンクムーブメントに触発されたキャラクター10,000個のピクセルアート画像コレクションだ。

2017年〜2018年に一世を風靡したCryptoKitties(クリプト・キティーズ)のような収集系コレクティブルゲームに該当する。近年では、Dapper LabsのNBA Top Shotにおけるデジタル版トレーディングカードの高騰事例なども追い風となり、売買がより盛んになったとされる。

7月30日には、起業家のGaryVaynerchuk氏が、1,600ETH(約4億円)でCryptoPunkのNFT(デジタル資産)を購入していたことが判明したほか、過去1週間の売り上げ記録では、2,250ETH(約6億円)の超高額落札履歴も確認された。

nonfungible.com

5月11日には、大手オークションハウス「クリスティーズ」が開催した競売(オークション)にて、9体のレアキャラクターを同梱したプレミアムセットが約18億円で落札されるなど、およそ一般常識では推し量ることのできない世界の取引は止まるところを知らない。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
09:45
3兆円運用の米ミシガン州の退職年金、10億円以上のビットコイン現物ETF保有
仮想通貨ビットコインの現物ETFに対する米国の年金基金からの需要は増加傾向にある。運用資産総額3兆円に相当するミシガン州の退職年金はウィスコンシン州とニュージャージー州のジャージー市の年金基金に続き、ビットコインETFの株を保有していることを報告した。
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア