はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

韓国、11の中小仮想通貨取引所が閉鎖される可能性=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

韓国金融委員会が捜査か

韓国の金融規制当局が、暗号資産(仮想通貨)取引所に対して違法行為の疑いで捜査を行っており、多くの中小取引所が閉鎖される可能性が浮上している。The Korea Heraldが業界筋の話として報道した。

業界関係者によると、韓国金融委員会(FSC)は不正な口座を使用していたとして、11の取引所の取引を停止し、起訴する計画を立てており、これらの取引所が事業を閉鎖する可能性が高いという。具体的な取引所名はまだ明かされていない。

FSCとは

Financial Service Commission(金融委員会)の略。

公正な金融取引の慣行を確立し、金融需要者の保護を目的とした韓国の国家行政機関。韓国国内のICO(仮想通貨の新規公開)を全面禁止するなど仮想通貨業界にも影響力を行使している。

▶️仮想通貨用語集

実名口座の提供に苦慮する中小取引所

6月にも、中小の取引所が閉鎖に追い込まれる可能性は報じられていた。韓国では、仮想通貨取引所にマネロン対策とライセンス登録を義務付ける法令が施行されており、事業者は今年の9月24日までに当局から認可が必要となる。

なお認可されるには、銀行とパートナーシップを結んでユーザーの実名口座を開設することが条件の一つとなっているが、銀行側が仮想通貨取引所と提携を避ける状況があるため、結果的に、すでに提携銀行を持つ大手取引所(Upbit、Bithumb、Coinone、Korbit)以外は苦境に立たされるのではないかと予測されていた。

関連韓国の銀行、仮想通貨取引所との提携見直しへ=報道

中規模取引所のいくつかは、すでにサービスや事業の閉鎖を発表している。Darlbitは6月初めに資産保管と引き出しのサービスを停止することを通知した後、7月15日に廃業した。

また、CPDAXも、9月1日をもって事業を閉鎖すると発表。口座に資産を持っているユーザーは、8月31日までにそれを引き出す必要があると説明した。

一方、BitSonicは、サービスシステムを更新するため、11月30日まで一時的に業務を停止すると発表。業務停止期間に、韓国情報セキュリティ管理システム(ISMS)の認証を取得するとしている。ISMSとは、機密データを脅威から継続的に守るためのシステムや手順であり、ライセンス申請に必要なものだ。

仮想通貨の脱税取り締まりも強化

最近、韓国は仮想通貨関連の脱税取り締まりを強化している。ロイターの報道によれば、韓国政府は脱税の疑いのある市民の保有する仮想通貨を没収できるように、税法を改正することを検討している。

これまでの規制でも、取引所に預けられている仮想通貨は、未納の税金を支払うために押収することが可能であったが、改正により、デジタルウォレットに保管されている資産についても没収が可能になる見込み。

韓国の出生率は、数年連続で1を下回っており、2020年は世界で最も低い水準を記録(日本は1.34:2020年 厚生労働省)。また、高齢化が進んでいるために、政府は、税金の徴収を強化しているという。

韓国政府が、6月に脱税を理由として、12,000人から合計4,700万ドル(約51億円)相当の仮想通貨を押収したことも伝えられている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧