リップル裁判 一部手続きの期限を延長

リップル裁判、複数の展開

リップル社の裁判で、リップル社の裁判で、リップル社側とSECは一部のディスカバリー(情報開示)に関する終了期限を延期することに合意した。

本来のSECのファクトディスカバリー(証拠開示の手続き)期限は8月31日で、「エキスパートディスカバリー(専門家の証言)」の終了期限が10月15日と設定されたが、裁判に関わっているBrad Garlinghouse CEOおよび共同創設者のChris Larsen氏が自身に対する訴状の取下げを申立てていることに関係し、「エキスパートディスカバリー」の終了期限は11月12日へと延期となったという。(以下、一般弁護士James Filan氏の投稿)

Finlan氏によると、早期和解の可能性は低いようだ。「Garlinghouse CEOらの取り下げ申立ての結果は未定で、ましてや双方による二つの証言録取が9月に行われることになり、エキスパートディスカバリーの手続きも11月に引き伸ばされている」、「過去の経験から、和解という選択肢は当面にはないかもしれない」とコメントした。

電話会議の予定も

上述の延期のほか、Netburn裁判官は、8月31日にリップル社とSECが電話会議を行うことを設定したこともわかった。

こちらでは、SECが主張する「Deliberative Process Privilege」という政府省庁に関わる情報開示の特権に関するもので、リップル社がSECに、XRPに関するSECの内部書類を公開するよう要求していることが背景にある。

SECはこれまで、William H. Hinman前企業金融ディレクターの証言を含め、XRP、BTC、及びETHに関する見解や立場が記録されたSECの書類の全面開示を拒んでいる。

関連【リップル裁判】SEC元高官の一部証言が明らかに

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