国内取引所Liquid、マルチチェーン機能を発表 ETHとSOLの規格に対応

マルチチェーン機能提供へ

国内取引所Liquid by Quoineは16日、マルチチェーン機能のリリースを発表。入出金時にイーサリアム(ETH)のERC-20規格とソラナ(SOL)のSPL規格を選択することが可能となる。現時点ではFTXトークン(FTT)のみに対応する。

銘柄のマルチチェーン対応は、国内取引所ではLiquid by Quoineが初となる。

Liquidは、今月10日にソラナ(SOL)とFTXトークン(FTT)の取り扱いを発表。両銘柄の取り扱いは国内初で、特に時価総額8位のソラナに対応したことで、国内では大きな話題となった。

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同取引所の親会社であるLiquid Groupは、米大手取引所のFTXに買収されており、段階的にFTX関連の商品やサービスが提供される予定となっている。

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マルチチェーン機能の利点

現時点でマルチチェーンの対象となる銘柄はFTXトークン(FTT)のみ。

新機能を使うことで、FTTの入出金時に、イーサリアム(ETH)のERC-20規格とソラナ(SOL)のSPL規格のどちらとして扱うかを選択することが可能となる。

また、100 FTT(ERC-20)と 300 FTT(Solana)を取引所に入金する場合は、トークン規格に関係なく400 FTTが残高として表示されなど、取引所内ではFTTの規格を気にすることなく扱うことができる。また、SPL規格利用時のFTT出金手数料は無料だという。

出典:Liquid by Quoine

上記以外にも、ユーザーは、約50,000/秒の高いトランザクション処理速度を有しているソラナチェーンのSLP規格を選択することで、ガス代(トランザクション手数料)の節約や取引速度の向上を期待できるといった利点も挙げられている。

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Liquidは、今回のマルチチェーン機能の提供に際し相互運用性(インターオペラビリティ)の問題解決に力を注いでいる姿勢を示した。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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