米最大手ブローカー、仮想通貨関連ETFを申請
「Crypto Economy ETF」を申請
米最大手投資ブローカーCharles Schwabは米SEC(証券取引委員会)に、暗号資産(仮想通貨)関連のETFを申請した。
申請したのは、「Crypto Economy ETF」という上場投資信託で、Charles Schwabが提供する予定となる指数「Schwab Crypto Economy Index」をトラッキングする。
現時点では指数に入る具体的な企業名は明らかになっていないが、「仮想通貨やICOには直接投資せず、ビットコイン(BTC)といった仮想通貨の開発やブロックチェーン関連の事業から恩恵を受ける企業の株式へのエクスポージャーを提供する」としている。
運用資産が870兆円を超えるCharles Schwabは以前から仮想通貨業界への参入を検討していた。昨年4月、同社のWalt Bettinger CEOは不透明な規制環境を懸念し仮想通貨取引サービスの提供を慎重に考慮していることを明かした。
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Charles Schwabが今回申請したETFに類似したものはすでに米市場で取引されている。米大手資産管理会社Invescoが仮想通貨投資企業Galaxy Digitalおよび指数プロバイダーAlerianと提携し提供している「Invesco Alerian Galaxy Crypto Economy ETF」がその一例だ。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します