コインチェック、メタバースゲームThe Sandboxの仮想通貨「SAND」を国内初上場
SAND国内初上場
コインチェックは24日、メタバース(仮想空間)ゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」の独自トークンである「SAND」の上場予定を発表した。
SANDの上場は国内初。
SANDの取扱い開始予定日時は、2022年5月24日の午後。SANDは、年率5.0%の「Coincheck貸暗号資産(レンディング)サービス」や「Coincheckつみたてサービス」にも対応する。
ザ・サンドボックスは、立方体を組み合わせてつくる3DCGのボクセルアート系ゲームであり、世界的に人気を博す「マインクラフト(Minecraft)」の世界観と似ていることも注目されている。
ユーザーはゲーム内でLAND(ランド)と呼ばれる仮想土地を所有することが可能で、地主になるとさまざまな特典がある。コインチェックは、過去にNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」にて複数回ランドセールを行うなど、ザ・サンドボックスのプロジェクトを精力的に支援、提携を模索してきた経緯がある。
今年3月には、ザ・サンドボックス内に近未来的なメタバース都市「Oasis TOKYO」の建設を発表して反響を呼んだ。
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The Sandboxの開発企業であるアニモカブランズには、国内大手ゲーム企業であるスクウェア・エニックスなども出資するなど、Web3時代のフロンティアとして有望視されている。
スクウェア・エニックスは20年3月、アニモカブランズの2.3億円の資金調達ラウンドを主導したほか、「ザ・サンドボックス」でランドを購入・保有済。RPGゲーム「Dungeon Siege(ダンジョン シージ)」などのゲームIP(知的財産権)をメタバースに導入し、新しいユーザー体験の展開を発表している。
同社の松田洋祐社長は2022年の年頭所感にて、NFTブロックチェーンゲームなどのweb3型分散型ゲームもポートフォリオに取り込んでいきたいと抱負を述べていた。
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SANDとは
SANDは、時価総額39位の暗号資産(仮想通貨)。ローンチを控えるメタバースゲーム『The Sandbox』内で流通しており、時価総額2位のイーサリアム(ETH)基盤のERC20トークン。
メタバースゲーム『The Sandbox』は、イーサリアムブロックチェーン上に構築されており、ユーザーはアバターを操作しながらゲームへの参加、アイテムの購入などに「SAND」を利用することができる。
また、「SAND」は将来的に『The Sandbox』のゲーム運営へ参加するガバナンストークン(議決権)としての役割を担うとされている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します