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コインチェック、The Sandboxのメタバース上で近未来都市「Oasis TOKYO」開発へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

22年春に公開予定

国内の暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは31日、NFTゲームプロジェクト「ザ・サンドボックス(SAND)」で、メタバース(仮想現実)での都市開発を行うことを発表した。

都市名は「Oasis TOKYO」。『The Sandbox』上の土地「LAND」に、2035年の近未来都市をイメージした場所となる。同社が保有する「ザ・サンドボックス」の土地(LAND)上に構築されるという。一般公開は、22年春に行われる予定だ。

「ザ・サンドボックス」は、ボクセルアートのアバターや建物などを組み合わせて遊ぶユーザー主導の「ゲームメイキングプラットフォーム」。スマートフォン版は4,000万ダウンロードを達成。5日には、「アルファシーズン2」をローンチした。同シーズンは「Game Jam」がテーマで、ユーザーは、メタバースエクスペリエンスを自ら創造する。

また、所有するLANDやデジタルアイテム、キャラクターをイーサリアムチェーン基盤のNFT(非代替性トークン)として売買できるのが特徴だ。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

コインチェックと「ザ・サンドボックス」は、2020年からパートナーシップを締結している。同取引所のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」でのLANDの販売を行うなど、これまでに様々な取り組みを実施してきた。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。

▶️仮想通貨用語集

コインチェックは、「Oasis TOKYO」をメタバースとNFTのコミュニティ拠点と位置付けている。都市は、日本を連想する街並みとなり、美術館やステージなど様々なイベント施設が設置される計画。アーティストとファンとの交流や、企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指すそうだ。

The Sandbox社のセバスチャン・ボジェットCOOは以下のようにコメントした。

The Sandboxでは、日本はとても重要な市場だと位置づけ、2020年の前半より日本での取り組みを強化してきました。特に2020年にコインチェックと強固な戦略的パートナーシップを締結し、Coincheck NFT(β版)で「ザ・サンドボックス」のゲームを始める上で、必要なLANDを販売するなどの連携を行ってきました。グローバル規模でメタバースに注目が集まる中で、このようなメタバースを実際に体験できる機会を提供できることに非常にワクワクしています。

「Oasis Tokyo」で多くの方々にメタバース上での体験を仲間とともに共有し合う喜びを知ってもらうことで、「ザ・サンドボックス」ファンになって欲しいと思っています。強力なパートナーであるコインチェックとの取り組みにご期待ください。

関連:メタバース系NFTゲーム「The Sandbox(SAND)」とは|主な特徴と将来性を解説

スクエニも関心表明

ブロックチェーンを活用したゲームには、国内外から関心が集まっている。3日には、国内大手ゲームメーカーの株式会社スクウェア・エニックスの松田洋祐社長が、同分野への関心を表明。「ザ・サンドボックス」も21年12月に、米著名ラッパーSnoop Doggとコラボするなど、精力的な展開を続けている。

メタバースへの注目度も依然として高い。28日、大手スポーツメーカーのナイキ(NIKE)が、メタバース(仮想空間)に精通したエンジニアやマネージャーなどの求人募集を開始した。アップルのティム・クックCEOも27日、メタバースに関するコメントを行った。

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