米仮想通貨投資大手DCG、資産管理子会社を発表
富裕層向けの資産管理会社
米最大手暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン持株会社のデジタル・カレンシー・グループ(DCG)社は9日、富裕層向けの資産管理会社のローンチを発表した。
「HQ Digital」というこの子会社は個人投資や遺産計画、リスク軽減、保険などのサービスを提供する予定。DCG傘下の仮想通貨運用企業グレースケールやOTC取引サービスジェネシス・グローバルといった既存の一連の事業を補う形だ。
2020年12月にDCGがHQ Digitalの設立を計画していることがThe Blockに報じられたが、それから1年半ほど立った。グレースケールはその間ビットコイン(BTC)の投資信託をビットコインETFに変換する申請を実施するなど資産管理に関連する業務の拡大を図っている。
DCG社は2015年設立の大手仮想通貨系企業の持株会社。グレースケールやコインデスク、ジェネシス社などの親会社として機能しており、傘下企業は累計1,000名以上の従業員を誇る。21年の11月に、1.1兆円の評価額としてソフトバンクのVision Fund 2とLatin America Fundなどから800億円を調達している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します