CBOEがSECへ新たにビットコインETFライセンス申請

BTCの上場取引信託(ETF)の行方
SEC(米国証券取引委員会)が先月BTCとETHに対して、「有価証券として規制しない」との立場を示した中、CBOEが提出した新たなビットコインETFに関する申請が通るのかが注目を集めている。
ETFとは
Exchange Traded Fund (上場投資信託)の略でインデックスファンドの一種。 日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等に連動する運用成果を目指し、東証などの金融商品取引所に上場している投資信託のこと。

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背景

当時CoinPostでも報道 したように、シカゴオプション取引所(以下CBOE)は6月26日に、新たにVanEck SolidX Bitcoin Trustが提案したETF商品の提供を申請する書簡を米国証券取引委員会に提出しました。

書類 の詳細によれば、同提案はSolidX Bitcoinのシェアだけが取引対象となり、1 シェア=25 BTCという格好です。

出典:

申請認可のメド

SolidXは以前にも2回、証券取引委員会にBTCのETF商品申請を「仮想通貨市場が完全に規制なしの状態にある」との規制違反で却下されていました。

しかし同委員会は6月8日にBTC、6月15日にETHが有価証券に該当しない為、「規制しない」と明言したことにより、今回は申請の目途はようやく見えてくると思われます。

仮に申請が認可されても、2019年の第一四半期までにはそのETFは市場に出ないとのことです。

また、証券取引委員会がBTCとETHが有価証券の該当性はないことを発表しましたが、XRPが有価証券であるかの問題やその他の多くのアルトコインに対する立場は、依然として規制される可能性が高いというのが現状です。

仮想通貨の避難港と称され、関連する事業を育成するために今月4日に3つの新たな法律を導入したのマルタ共和国と比べると、米国の仮想通貨に対する規制措置や法的定義の進歩はかなり落後していると考えられます。

CoinPostの関連記事

米国証券取引委員会は26日、VanEckとSolidXからのETF申請に関して界隈から意見を求めています。
世界有数の仮想通貨取引所Binanceや、OKExのオフィス誘致に成功した、地中海に位置するヨーロッパの「マルタ共和国」が、仮想通貨に関する前向きな3法案を公開した。仮想通貨規制における”世界のパイオニア”を目指す。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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